1月12日の一次予選、19日の二次予選に続き、26日に決勝日を迎えた『第34回東日本スリークッション短距離フェスティバル』。会場となった東京都新宿区の『ビリヤード小林』には、予選を通過したプロ・アマ合計32名が集結し、キャロムシーズンの開幕を告げる『お祭り』らしい終始和やかな雰囲気の中で熱い戦いを繰り広げられた。
この日はダブル・イリミネーションの予選ラウンドを経て、ベスト8からがシングルトーナメントとなるフォーマットで大会が進行。超ショートゲームのハンデ戦ならではのアップセットも続出する中で、見事今大会初優勝を果たしたのは
、森雄介というJPBF女子プロ、ルーキープロを下したが、勝てばベスト8入りの勝者側最終戦でハンデ2点の前田勢津子選手(MARS)に敗れて敗者側へ。しかしそこからはアマチュア選手達の挑戦をことごとく退けて決勝戦に進出した。
一方の山から決勝まで勝ち上がったのは、予選ラウンドで一度梅田に敗れている森。森も敗者側からアマチュア勢との対戦が続いたが、ここをしっかりとプロとして勝ち切り梅田とのリベンジ戦に臨んだ。そして世界チャンピオン対将来が嘱望されるルーキープロの決勝戦は出場者と応援に駆け付けたギャラリーが熱い視線を送る中で行われ、梅田が途中7点ランを繰り出しながら7イニング、12-5で勝利。お祭り的な大会とはいえ、日本のトップがその貫禄を見せ付ける形となった。
協賛社からはビリヤードグッズ他、様々な賞品が提供された