撞く人も見る人も大集合!
『関西オープン』が3年ぶりにJPBA公式戦の開幕戦として開催される。毎年大阪において男女共催で開かれる同大会。昨年と一昨年は日程の都合により3月末に行われたが、今年は1月の最終土日(25−26日)に『玉出ビリヤードACE』(大阪市西成区)を舞台に催される(予選会場は市内各店舗併用)。
昨年は土方隼斗がA・パグラヤンとの激闘を制して初制覇を遂げ、女子の部では曽根恭子が10年ぶりに関西制圧を果たしたこの大会。男女ともにシーズンのスタートダッシュを狙うプレイヤーたちが続々と集結するものと予想される。そして一年間を占う上でも非常に重要な位置づけにあり、見どころ満載で観戦するのも楽しい大会だ。
昨年の男子ベスト4。左から3位タイ・赤狩山幸男、準優勝のアレックス・パグラヤン、優勝・土方隼斗、3位タイ・羅立文、ベストアマ・宮田慎吾選手
女子の部では
栗林美幸が3連覇(2007-2009年)、
河原千尋が2連覇(2011-2012年)を記録し、また2度の大会優勝実績を持つ
梶谷景美と曽根がおり、そこに
高木まき子と
大井由希子を加えると、過去の全11大会優勝者が揃うという、歴代優勝者が少ない大会という側面も持つ。
昨年の女子ベスト4。左から3位タイ・新保まり子、優勝・曽根恭子、準優勝・夕川景子、3位タイ・野内麻聖美
一方の男子は
川端聡が2008-2009年に連覇したことを除くと、ほぼ年替わりのチャンピオンが誕生しており、
赤狩山幸男や
大井直幸、
竹中寛といった実力者たちがまだ未冠であることも、このタイトル獲得の難易度が高いことを示しているといえる。
さて今年は誰がシーズン最初の笑顔を咲かせるのか?開幕戦という横一列に並んだ状況が生み出すドラマ。その現場で緊張感を持ってキューを握るもよし、観る側にまわってシャッターを切るもよし。可能な方はぜひ会場の熱気を肌で感じていただきたい。
2014年に好スタートを切るのは誰なのか? 大会の模様はウェブキューズやCBNTでもお届けするので、こちらもチェックをしていただければ。
Akira TAKATA