2013年プレーバック・WORLD
リー・バン・コルテッザ(フィリピン)、ミカ・イモネン(フィンランド)、トーステン・ホーマン(ドイツ/'13年WPAランキング1位)、シェーン・バン・ボーニング(アメリカ)、柯秉逸(台湾)。上記5名は、2013年のWPAランキング対象試合の男子優勝者の名前である。
ナインボール世界選手権優勝のT・ホーマンが、WPAランク1位
対象となったのは、チャイナ・オープン、アルティメットテンボール、ナインボール世界選手権、USオープン、全日本選手権の5大会。チャイナやUS、全日本など、それぞれ大会名に1国の名前を冠しているものもあるが、WPAのランキング対象試合ということで、すべて世界選手権という括りとなる。
チャイナ・オープン覇者、L・V・コルテッザが世界ランク2位
そこで優勝者の名を見渡すと、全選手がそのいずれか、または同一のタイトル(それ以外のメジャータイトルを有する者も)を過去に手にしたことがあるものだけで構成されていることがわかる。また、ファイナルを戦う者やベスト4にも同じ条件を満たしていることが多い。つまり、世界の頂点は限られた少ないメンバーで争われているということになる。
来季は土方に、海外でも大活躍してほしい
日本にも遡ると、直近であれば赤狩山幸男('11年ナインボール世界選手権優勝)を筆頭に世界チャンピオンを輩出してきたし、現在にも過去にも彼らと対等に渡り合えるプロは多数存在した。要はアベレージが問題だ。そのためには継続的な海外挑戦が求められる。来シーズンは、'13年国内ランキング1位を獲得した土方隼斗をはじめとする精鋭達が海を渡るはずだが、どこまで食い込んでいけるか今から楽しみだ。
2年連続の世界女王になったK・フィッシャー
昨年同様、女子はアジア全盛であることに変わりはなかった。むしろ、アジアの強さがより際立った格好。ケリー・フィッシャー(イギリス/2年連続WPAランキング1位)と台湾、中国のトップ選手達がヒエラルキーの頂点に位置し、その他のアジアを中心とする各国の有名選手達がその下で上位を窺っているという構図だ。
クイーンズカップは若いチームアジアが歴戦の猛者達を撃破
アジアの強さを象徴する結果となったのが、フィリピン開催のテンボール世界選手権の後に同じ会場で行われたアジアチームvs欧米チームによる『クイーンズカップ』だろう。試合にはイベントの意味合いもあったとは言え、若いアジアチームがベテラン擁する欧米チームを破る姿が女子の状況を物語った。
WPAランキング対象試合の開催場所を見ても、Amway Cup-中国、チャイナ・オープン、女子ナインボール世界選手権-中国、女子テンボール世界選手権-フィリピンとアジアが中心であることを裏付けている。
2年連続世界ランク20位以内をキープした河原
'13年を例に見れば、これだけ日本から近い位置で開催されているということもあるため、この流れが続くならば、'13年ランキング1位の河原千尋をはじめとする、JPBA女子勢には来シーズンはより積極的に挑戦してほしいところだ。