プロゲームズ・オブ・プール フレクシェカップ2013
明日からの開催に向け設営が進められている会場
筆者は今、明日から始まる『フレクシェカップ2013』の会場でこれを書いている。場所は、みなとみらい横浜の『クイーンズスクエア横浜』のイベントスペース、『クイーンズサークル』だ。ここはいわゆる大型ショッピングモール。ひっきりなしに買い物客や通行人が行き交う場所である。
大会トーナメント表
一晩明ければここに国内ポケットビリヤードのプロ達(
JPBA)16名が勢揃いする。2013年男女プロランキングの1位、
土方隼斗と
河原千尋を筆頭にトップランカー達がずらり。例年、1年の中で12月はJPBAプロ達にとってポストシーズンだが、今年はプロ達にとってもファンにとっても大きな大きな「お楽しみ」が増えたことになる(今大会はJPBAプロランキング対象試合ではない)。
JPBA男子ランキング1位の土方隼斗。14日は渡辺剛史と対戦
今大会について改めて説明すると、これは一般企業である株式会社フレクシェが冠スポンサーに付いたビリヤードイベントだ(主催は
JBプロモーションズ)。スポンサーの意向を汲み、『トッププロ達ばかりを揃え、競技スポーツとしてのビリヤードの最上級のものを最高の環境で見せる』トーナメントが創設されたという経緯。また、今大会を単発企画とするのではなく、シリーズ化を目指している(「プロフェッショナル・ゲームズ・オブ・プール」というシリーズ名がある)。
JPBA女子ランキング1位の河原千尋。14日は予選から勝ち上がった西尾祐と対戦
こういった流れから、「16枠中、男子ランキング上位から8枠、女子上位から2枠、スポンサーシード1枠、主催者シード1枠、予選(12/7に池袋『ロサ』で開催)から4枠」という「実績重視」のメンバーになっている。同一のトーナメントで、男女のトッププロがハンデなしのガチンコで激突するというのもイベントならではのこと。
JPBA男子ランキング2位の羅立文。唯一の地元・横浜のプレイヤーは虎視眈々と優勝を狙っている
さて、大会前日の現在、会場ではテーブル設営などが急ピッチで進められている。すでに通り掛かる人々から、「明日ビリヤードが観られるの? 面白そう」という声も多く上がっていた。クリスマスムードも高まるこの場所で、我々も良く知るビリヤードの名手達がどういうナインボールバトルを展開してくれるのだろうか。筆者も明朝からたっぷりと堪能したい。
■フレクシェカップ本戦出場選手
土方隼斗(男子ランキング1位)
羅立文(男子ランキング2位)
田中雅明(男子ランキング3位)
川端聡(男子ランキング4位)
大井直幸(男子ランキング5位)
竹中寛(男子ランキング6位)
赤狩山幸男(男子ランキング7位)
栗林達(男子ランキング8位)
河原千尋(女子ランキング1位)
梶谷景美(女子ランキング2位)
塙圭介(スポンサー推薦)
有田秀彰(主催者推薦 )
西尾祐(予選通過枠 )
菅谷慎太郎(予選通過枠 )
嶋野聖大(予選通過枠 )
渡辺剛史(予選通過枠 )
T.KOBAYASHI(B.D.)