IBSF World Snooker Championships
現在、ラトビアのダウガフピルスで開催されているアマチュアのスヌーカー世界選手権にあたる『IBSF World Snooker Championships』(International Billiards & Snooker Federation)。
桑田選手は2フレーム先取も逆転で惜敗。写真は'13年ジャパンオープン、以下同
日本からは桑田哲也選手と長谷修次選手が参戦していたが、共にベスト64で敗退となり、日本代表選手の挑戦は終了することになった。マイケル・コランブ選手(イギリス・スコットランド/グループリーグ全体22位)と対戦した桑田選手(同43位)は序盤の2フレーム(ゲーム)を落ち着いたゲーム運びでものにしたが、第3フレームを13-92で落とし、そこから2-4で逆転負けとなった。
長谷選手(同66位)は、ベスト72(実質のベスト96)を勝ち抜いてのベスト64戦だったが、グループリーグの成績で全体2位(119人中)だったジェフ・カンディ選手(イングランド)に1-4で敗れている。
ベスト72は長谷選手が4-2で勝利した
成績で見ればともに33位タイということになり、スヌーカーの世界の広さを痛感させられるところだが、スヌーカー先進国ではない日本から参戦した2選手が、揃ってシングルトーナメントへ進出を果たしたのは初のこと。日本全体のレベルアップが計られているということの現れだろう。次回大会での更なる日本勢の躍進に期待したい。
一方、欧州や中国などの選手の中には、年齢で言えば高校生ぐらいの選手、10代の選手が見受けられ、競技層の厚さが浮き彫りとなった(グループリーグを含めれば、小・中学生相当の年齢の出場者も)。そういった選手達と肩を並べて争っていくためにも、本誌『CUE'S1月号』で取り上げた神箸渓心君(中学校1年生)のような若くしてスヌーカーに取り組む存在は大切になってくるだろう。