秋も深まり急に冷え込んでまいりました。でもポケットビリヤード界では『全日本選手権』も近づいて、ファンもプレイヤーも熱くなれる季節ですね。選手権には今年も台湾、フィリピン、中国など多数の国から強豪が訪れます。キューズも誌面作りやCBNTの映像収録に備えています。
さて、先月のことになりますが、特派員Tは生まれて初めて中国へ行きました。仕事です。こうして知らない土地へ行き、新しい出会いや鮮度の高い情報に触れられるのは、ライター冥利に尽きるというものです。
主目的は工場見学でした。もちろんビリヤード関係で、キューメーカーを訪れました。皆さんもご存知だと思いますが『UNIVARSAL（ユニバーサル）』キューを製造している所で、その想像を絶するスケールの大きさや加工における精度の高さ、あらゆる点で私が想像していたものを遥に上回り、とびきりの刺激を受けて帰ってきました。
徹底した品質管理のもと、工場からは毎日大量のキューが生み出されている
仕事の合間には本場の中国料理に舌鼓を打ったり、百貨店でウィンドショッピングをしたり、日本企業が展開するスーパーマーケットで買い物をしてみたりと、ちょっと観光気分も味あわせていただきました。ちなみに回転寿司にも行きましたが、こちらも美味しかったです。余談が過ぎてすみません。
市内にあるショッピングモール。東莞は中国の中でも先進都市の一つに数えられる
もちろん広い中国という国のことですから、１都市を見ただけではとても中国を知ったとは言えませんが、私にとっては本当に貴重な体験をさせていただき感謝しています。もちろん次号のキューズでは中国ビギナーの私が見てきたこと、肌で感じてきたものを写真も
たっぷり使って紹介させていただきます。
心残りは今回滞在した東莞市(とうかんし)の隣にある深圳市(しんせんし)へ足を伸ばせなかったことです。そう、キューズで『HAMMERの中国台球リポート』を好評連載中のHAMMER（濱崎俊秀）さんのお店がある町です。連載の記事中にも豊富なエピソードがあるように、文化の異なる国でビジネスを始めるということは並大抵のことではありません。その現場を生で見て、直接話を伺うチャンスだったのに！
この夢はいつか実現させることとして、私が見た中国には大きな"夢"がありました。そして訪れた工場の母体会社、グループ会社の一連はチャイニーズドリームを形にした企業です。ビリヤード記者の目線で見た中国。そして先進都市に数えられる東莞市の模様を次号でぜひご覧ください！
