JPBA年間ランキングが確定
男子MVPの土方隼斗
11月19日~24日にかけて開催された『第46回全日本選手権大会(SG1)』を最終戦として、日本プロポケットビリヤード連盟(JPBA)の2013年シーズンが終了。男子は土方隼斗が自身初、女子は河原千尋が2010年、2011年以来3度目の年間MVPを獲得した。
女子MVPは河原千尋
3月3日の『東日本グランプリ第1戦(東G3)』で開幕した2013年シーズン。土方は同月末の『第24回関西オープン(G2)』で1勝目を挙げると、7月開催の『第26回ジャパンオープン(G1)』から9月の『第18回東海グランプリ(G2)』にかけて、公式戦4連続優勝、33試合連続勝利という圧倒的な成績を残す。その後は優勝こそなかったものの、コンスタントにポイントを積み重ねての堂々のMVPとなった。
土方と河原は今年、ジャパンオープンと東海グランプリでW優勝を果たした(写真はジャパンオープン)
一方の河原は、女子の開幕戦『第11回関西レディースナインボールオープン(G2)』から4試合目の『第26回ジャパンオープン(G1)』で
蔡佩真(台湾)を破って念願の初優勝を果たすと、9月の『第13回東海レディースグランプリ(G2)』で2勝目。その後のビッグゲーム2連戦『第27回北陸オープン(G2)』、『第46回全日本選手権大会(SG1)』で3位、準優勝と高いアベレージを残して、2年振りに女王の座に返り咲いた。
2年連続で2位の羅立文
その他、上位陣が大混戦となった男子では、今シーズン優勝はならなかったが、準優勝2回、3位タイが7回と抜群の安定感を見せた
羅立文が昨年に続いて2位。3位には西日本グランプリで2勝の他、コンスタントに上位に名を連ね、久々に本領を発揮した2009年のMVP、
田中雅明が入った。
全日本選手権を獲った梶谷景美が2位
初のトップ5入りを果たした
野内麻聖美(4位)、こちらも初のトップ10入りとなった9位の
江辺香織、10位の
土師理恵子など、全体的なレベルアップも目立った女子では、昨年のMVP、今年9年振りに自らの手で海外勢から全日本のタイトルを取り戻した梶谷景美が2位。関西レディースナインボールオープンで勝利を挙げると、準優勝1回、3位タイ2回とシーズンを通して存在感を見せ付けた
曽根恭子が昨年に続き3位となった。
男女のトッププレイヤー達が1年を通して激しく争った2013年。JPBAランキング対象の公式戦は全て終了となったが、今年はこの後、12月14日~15日の2日間に渡って、男子ランキング上位8名と、女子のワンツーである河原、梶谷が、『フレクシェカップ』に出場することになっている。