アダムジャパン杯・第24回全日本プロ3C選手権大会
最高の結果で2013年シーズンを終えた船木耕司
11月23日〜24日(土・日)、東京都新宿区の『ビリヤード小林』を会場に『アダムジャパン杯・第24回全日本プロ3C選手権大会』が開催され、ランキング1位シードで出場した、今年の全日本選手権者でもある船木耕司が優勝を果たし、同時に年間MVPの座も獲得した。
会場となった『ビリヤード小林』
この大会は、日本プロビリヤード連盟(JPBF)の「プロ」だけが出場を許されるシーズン最終戦であり、前年度優勝者と直近のスリークッションランキング1、2位の3名のシードプレイヤーに、厳しい予選を通過した6名を加えた計9名のみによって争われる、当年最強プレイヤー決定戦。
出場全選手。前列左から4位・新井達雄、3位・界敦康、優勝・船木、2位・梅田竜二。後列左から7位・竹島欧、8位・甲斐譲二、5位・森陽一郎、6位・小林英明、9位・萩原孝昌
今年のシードプレイヤーは、前年度優勝の
新井達雄、ランキング1位の船木、そしてランキング2位の
界敦康の3名。また、選抜予選から勝ち上がり本戦への出場権を得たのは、
萩原孝昌、
梅田竜二、
甲斐譲二、
小林英明、
竹島欧、
森陽一郎の6名で、この9名が今年も、2日間に渡る40点ゲームの総当たりリーグ戦を繰り広げた。
3位の界敦康
大会初日の23日はそれぞれの選手が4〜5試合を消化。この日を終えた時点で、船木、界が4勝0敗、梅田、新井が3勝1敗としてこれに続き、3名のシード勢が強さを見せる展開となった。
24日の大会2日目は、上位同士の直接対決が数多く組まれた見応えのある一日となった。
今シーズン自身初の3C公式タイトルを獲得した界が、1997年に堀金博が記録した40点13キューの記録を破る12キュー(ハイラン14点)で船木を破れば、梅田が界を40-35で下し、船木は新井との接戦を40-38で制する。
準優勝は梅田竜二
トッププロによる白熱のゲームは最終戦まで続き、その結果、船木、界、梅田が6勝2敗でフィニッシュしてアベレージの勝負となったが、1.484の船木が1.425の梅田を僅かに上回り、今シーズンのMVP獲得に自ら華を添え、最高の形で2013年シーズンを締めくくった。
写真提供/Carom Seminar