第46回全日本選手権
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白熱のヒルヒル戦、F・ブスタマンテを倒してベスト32入りの西尾祐
火曜日のステージ1に始まった『全日本選手権』は、木曜日からステージ2を行い、今日は男女揃って敗者最終戦とシングル1回戦までを終え、男子32名、女子16名に絞り込まれた。好カードが多く、土曜日ということも手伝って大勢のギャラリーが客席や立ち見スペースを埋めていた。
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会場となっている『あましんアルカイックホール・オクト』
大会最終日を前に、隣接する『都ホテルアルカイック』でBCJ(日本ビリヤード商工連合会)の会合が行われ、国内曲球の第一人者で『世界のキムラ木村』の異名を持つ木村義一プロ(JPBA)が、今年度の『ホール・オブ・フェイム』を受賞し、功績を讃える表彰式典が執り行われた。
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「世界のキムラ」がBCJホール・オブ・フェイム入り
明日の最終日に望みを懸ける男子32人のメンバーは、JPBA勢が13名とフィリピンが6、台湾が4、そして現ナインボール世界王者である
T・ホーマン(ドイツ)や
M・イモネン(フィンランド)、J・モーラ(カナダ)といった多国籍な面々となった。
またベスト64の回転では、本誌連載の『トッププロ研究所』でもお馴染みの
西尾祐がF・ブスタマンテを撃破したのを始め、
北谷好宏が李赫文を、
川端聡がR・ガレゴを、
嶋野聖大が謝佳秦を、それぞれ熱闘の末に下して、駆け付けた日本のファンを喜ばせていた。
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川端はガレゴの激しい追撃を振り切って最終日へ
一方、女子の部はベスト16に日本勢が10(内、アマチュア2名)、台湾が5、そしてパク・ウンジ(韓国)という布陣に。日本人選手たちはタイトル奪還に意気込んでいて、明日はエキサイティングな最終日になることは必至。
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栗林美幸、台湾の頼慧珊を破ってベスト16へ
最終日もツイッター(@BAB_CUES)やfacebook(https://www.facebook.com/billiardcues)
などへ画像を中心に発信し、大会オフィシャルUSTREAMはJPBAサイト(http://www.jpba.ne.jp/info/info-2646/)で観られるようになっています。
しかし会場の空気は日を追うごとに盛り上がっており、場内は興奮と感動を共有する空気となっています。ぜひ可能な方はぜひ『あましんアルカイックホール・オクト』へ!!
Akira TAKATA