第61回全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会
大会会場となった『名東スポーツセンター』
11月2日〜3日の2日間に渡り、愛知県名古屋市の『名東スポーツセンター』において『第61回全日本アマチュアポケットビリヤード選手権大会』が開催された。この大会はローテーションを競技種目に、「A級」、「B級」、「女子級」の3つのカテゴリーに分かれ、完全ダブル・イリミネーションで争われる、アマチュアプレイヤー達の大きな目標の一つとなっている伝統のトーナメントだ。
A級優勝の木村善広
まず、大会の華とも言える、180点先取で争うA級戦は、初日から全国のトップアマがぶつかり合う白熱のゲームの連続となった。その中から勝者側で決勝戦まで勝ち上がったのが、第43回大会(1995年)、第48回大会(2000年)と、今大会2度の優勝を果たしている福井のベテラン、道川浩。敗者側からは勝者側最終戦で道川に敗れた木村善広(愛知)が、敗者側最終戦(準決勝)で静岡の小泉毅郎を下して勝ち残り、決勝戦は再び道川vs木村の対戦となった。
女子級優勝の上栄忍
道川が勝てばそのまま優勝、木村が勝てばプレーオフとなる決勝戦、まずは木村が180-93で道川にリベンジ。そして引き続き行われたプレーオフは双方譲らぬ熱戦となったが、木村が180-158で道川を押し切り、見事に大会初優勝を決めた。
B級優勝の藤永賢吉
またハイレベルな争いとなった女子級では、勝者側から勝ち上がった大阪の上栄忍(大阪)が、決勝戦で栃木の斉田六月を120-113で下し無敗で大会初制覇。B級戦では、勝者側から決勝に進んだ山口の藤永賢吉が、斎藤勇生(京都)に一度は敗れたものの、プレーオフを120-73で制して、こちらも嬉しい初優勝となった。
なお、この歴史あるアマチュアポケットビリヤードの全国タイトル戦のリポートは、12月4日発売のCUE'S1月号でもお伝えする予定だ。
写真提供/On the hill!