WWTBC ステージ2終了、シングル開始
『女子テンボール世界選手権』は今日からいよいよファイナルステージ(24名のシングルトーナメント)に入ります。各グループ6名を3名に絞り込む『ステージ2』は昨日で終了し、梶谷景美は4勝1敗で、また夕川景子は2勝3敗で通過を果たしました。
奇しくも2人は通過順位も同じ3位。これだけ勝率が異なっても同じ順位になったのは、それぞれの枠にこんな背景がありました。簡単に説明してみましょう。
梶谷、ベスト24で蔡佩真に屈す
梶谷の枠では劉莎莎(中国)とパク・ウンジ(韓国)、そして梶谷が三つ巴となり、それぞれが他の選手3名には全勝し、この3人は文字通り『三つ巴』で星を分け合い、結果として敗戦の得ゲーム数から劉、パク、梶谷という順位になりました。
また負け越し通過となった夕川ですが、こちらの枠は韓雨(中国)が5戦全勝、またジャスミン・オーシャン(オーストリア)も韓雨に1敗を喫したのみの4勝。すると他の4名は最高で3勝というラインに立たされることになり、結局3勝の者はおらず、2勝グループの中で得ゲーム数で夕川がもっとも多かった。という事情によるものです。
夕川もジャスミンに惜敗
なお各グループで1位通過を果たした8名は、アリソン、ケリーのダブル・フィッシャーを始め、日本でもおなじみの世界チャンピオン級が出揃いました。が、その中にステージ1から進出を果たした高梦(中国)の名前もあり、次々と新しい世代が育っている中国に脅威を感じるところです。
また同じくステージ1で野内麻聖美を破って通過を決めた地元の14歳チェスカ・センテーノは、今回は惜しくもステージ2通過はなりませんでした。ただ、昨年はS1からラスト24まで駆け上がったチェスカです。そのスピード&シュートは、近い将来、フィリピンから海を超えてワールドワイドに活躍するものと予想します。
タイトル奪還を目論むK・フィッシャー
そして迎えたベスト24、この日の1回転目でそれぞれ蔡佩真(台湾)、オーシャンと対戦した梶谷と夕川でしたが、5-8、6-8と共に敗れ、残念ながら日本勢の世界選手権への挑戦はここで終了となりました。本日の日程が終わると大会は残すところセミファイナルとファイナルのみとなります。
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