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過去のニュース(2013年)

2013.10.16 イベント

新しいチームイベント、その初代王者は平塚の『ノテウ』

『店舗対抗リーグ戦・決定戦』 at 横浜『ハイランド』

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会場となった横浜『ハイランド』


14日(月・祝)、横浜市の『ハイランド』で『店舗対抗リーグ戦・決定戦』が行われた。結果を先に記すと、この日参集した9チームがシングルトーナメントで争い、『ノテウ』(神奈川県平塚市)チームが、ファイナルで『MECCA』(同県川崎市)を破って、初代チャンピオンに輝いた。

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27チームの頂点に立ったノテウチーム


この新しいリーグ戦は8月末からスタート。ほとんど告知宣伝はされていなかったにも関わらず、関東を中心に話題となっていた。今回の試みは「次回以降の継続を前提としたテストケース的な第一弾」とのことだが、その実態を簡潔に紹介しておきたい。

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準優勝のMECCAチーム


このリーグ戦に参加したのは、神奈川県下と東京都の一部地域の27のビリヤード場。それぞれのビリヤード場に所属する仲間、4人以上がチームを組んで、他店チームとホーム&アウェイ方式で戦うというスタイル(プロも参加可能)。ナインボールのシングルス、ダブルス、トリオスが競技種目であり、獲得ポイント制で競う。

27チームは、8月末から9つのディヴィジョンに分かれてリーグ戦を重ね(1ディヴィジョンに3店舗)、プレーオフを経てそれぞれの地域のトップチームを選出し、その9チームがハイランドでの最終決戦に臨んだという流れ。

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他店から託された「必勝」鉢巻をしめてプレー(ミッドナイト本厚木チーム)


勝てば「27店中の最強チーム」となるだけに、プレイヤーのみならず、店舗オーナーや常連客なども会場に詰め掛けて、皆が一球の行方に一喜一憂するという、一種異様な熱気が渦巻いていた。また、同時進行で「リーグ戦での総合成績上位者16名による個人戦」も行われ、こちらは小宮祐樹選手(ブラッキーズ)が優勝。チーム戦にも個人戦にも賞典や賞品が用意され(賞品としてKamuiタップなどが贈呈された)、参加者を喜ばせていた。

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同時開催の個人戦は小宮選手(左。ブラッキーズ)が優勝。右は準優勝の上野選手(ラリー)


「まさにこういうビリヤードイベントをやってみたかったのです。プレイヤーもお店側ももっともっとビリヤードに熱くなれて、結び付きが強くなるような」

そう語ったのが、本イベントを企画・実行したキーマンの長谷川俊介さんと増木宏次さん。二人は神奈川のトップアマで、ビリヤードに携わる仕事をしており、公私に渡って以前から関わりのある店舗が多数このリーグ戦に参加している。付け加えると、増木さんは年末に行われるMECCA主催の店舗対抗戦と、それをリーグ戦へと発展させるためのテストとして行った神奈川県東と東京一部地域の6店舗で行われていた対抗戦に、長谷川さんは、数年前に湘南地域で行われていた店舗対抗戦に関わってきた経緯があり、今回の新リーグ戦はその2イベントを融合させたようなものと言っても良いかもしれない。

企画立案から猛スピードで開催までこぎつけてきただけに、「課題や反省点は多々ありますが」、それを上回って余りある賛同と励ましの声や協力(〈株〉MECCAなど)を得て、「多くの人がこういう対抗戦を待ち望んでいたことを改めて実感しました。第二弾の構想をすぐに練りたい」と語る。筆者が会場で拾った多くの参加者の「声」もそれを裏付けるものだった。

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勝利の瞬間、皆でハイタッチ!(ジャック上大岡チーム)


「喜びも悔しさも緊張感も、仲間と一緒だと個人戦の何倍も感じられます。それに、球を撞く時間も皆で喋る時間も増えています。第二弾があればまた参加したい」(ある参加者)。

「チーム戦があるとビリヤードライフは変わる」。そんな声を聞くことが増えた昨今。それを強く実感できるイベントだった。第二弾の開催を楽しみに待ちたい。

■店舗対抗リーグ戦・決定戦出場店舗
ノテウ(神奈川県平塚市)
MECCA(神奈川県川崎市)
ミッドナイト本厚木(神奈川県厚木市)
Rally相模大野(神奈川県相模原市)
Rally藤沢(神奈川県藤沢市)
ルーキー(神奈川県横浜市)
アロウズ(神奈川県横浜市)
JACK上大岡(神奈川県横浜市)
SUMIYOSHI(神奈川県川崎市)

T.KOBAYASHI(B.D.)