U.S.Open 9-Ball Championships
アメリカ・バージニア州・チェサピークにて、13日(日)に開幕した『U.S.Open 9-Ball Championships』。大会は5日目を終え、勝者4回戦・敗者6回戦までが終了した。
敗者7回戦で土方vs内垣が実現
日本プロポケットビリヤード連盟(JPBA)から参戦した5選手の内、赤狩山幸男、大井直幸、土方隼斗が緒戦をシードされ勝者1回戦からのスタート。内垣建一、嶋野聖大の2人も緒戦を突破して勝者1回戦へ駒を進めた。
しかし、勝者1回戦でカナダのエリック・ホーリフソンに土方が敗れて早くも過酷な敗者側へ回ることに。残る4名は無事に勝者2回戦まで勝利するが、勝者3回戦で赤狩山、内垣、嶋野が敗れ勝者側を去る。唯一、勝者4回戦へ進んだ大井もアメリカのマイク・デシャインに屈し、JPBA勢は揃って敗者側を戦うことになった。
大会早々に敗者側へと回ってしまい、優勝までは数多くの試合をこなさなければならなくなった土方だが、そこからは順当にトーナメント表を昇っていく。そして敗者側に加わることになった4名と共に揃って6回戦までたどり着いた。その過程で内垣はイギリスのダリル・ピーチを下す。
ここまで来ると敗者側とは言え、相手は強敵揃い。土方はアメリカのスーパースター、アール・ストリックランドと対戦。内垣はロブ・サエズ、赤狩山はトミー・ケネディーといった米国内の実力者と相対することに。
6回戦はJPBA5選手が同じ回転で試合を行ったが、ここを切り抜けたのは土方と内垣の2人。赤狩山、大井、嶋野のアメリカでの挑戦は、33位タイという成績を持って終了することとなった。そして現地時間18日(金)、勝利した土方と内垣は敗者7回戦で直接対決を迎える。
赤狩山、大井、嶋野は33位タイで終了
ここで日本人選手同士の潰し合いになってしまうのは悔やまれるところだが、勝者には敗れた4選手達の想いを継いで更なる高みを目指してほしいところ。
遠いアメリカの地で実現してしまった"東日本グランプリ"を制し、敗者8回戦で待ち受けるのは、リー・バン・コルテッザ(フィリピン)。土方が勝ち上がった場合、『ジャパンオープン』以来の再戦となる。果たして、日本勢のアメリカでの旅の道のりは、どこまで続いて行くことになるのだろうか。
※土方vs内垣は11-5で土方が勝利。しかし、土方は続く敗者8回戦でコルテッザに敗れ、17位タイで終了となった。
トーナメント表