会場となっている石川県白山市の『グランドホテル白山』
おごそかに、そして華やかに。『北陸オープン』が今まさに進行中だ。舞台は石川県白山市の『グランドホテル白山』の大宴会場。『ブランズウィックⅤ』(ファイブ)テーブルが8台、整然と並べなれたこの場所で、10/5(土)夕刻の現在、女子の部の予選が行われている(※男子の部は石川県内の複数ビリヤード場で予選が行われている)。
ホテルの大宴会場で女子予選が進行中(明日はここで男女の決勝ラウンドを開催)
を始め、国内トッププロ達は概ね順調な様子。梶谷によると、「今年はテーブルコンディションが去年と違っていますね。ちょっと重めかな」とのこと。そして、「ここの特設会場も4年目になりますが、とても良い舞台ですし、撞きやすいです」と笑顔を見せた。
今年の女子の部には62名が参戦。その中にあって、一際大きなブレイク音を響かせているのが、台湾の新鋭、郭思廷。背が高くボーイッシュなルックスの彼女は現在19歳の大学生とのこと。日本の試合に出るのは今回が初めてだが、先般の『台湾女子TVマッチ』で優勝を果たすなど、その実力は高く評価されている。明日の決勝ラウンドに残るようであれば、破壊力十分のブレイクと、伸びやかなストロークにご注目頂きたい。
また、台湾からはあと2名、日本のトーナメントの常連と言っていい蔡佩真と呉芷婷が参戦。両名とも台湾トップクラスの選手だが、その蔡を日本のトップアマで現女流球聖の佐原弘子が倒すという一幕もあった(※ダブル・イリミネーションの勝者側での対戦だったので、敗れた蔡もまだ終了した訳ではない)。
女子トップアマの佐原弘子(写真右)、台湾の蔡佩真を下す
そういった厳しくスリリングな勝負の場でありながら、決して重苦しくなく華があるのは、やはり色とりどりの衣装に身を包んだ女子プレイヤーの存在と、天井が高く格調のある大広間という空間のお陰だろう。明日はここに16名の男子と16名の女子が集合し、決勝ラウンドが行われる。深まり行く秋のビッグトーナメント、北陸オープン。いよいよ明日(10/6〈日〉)、今年のチャンピオンが決まる。