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過去のニュース(2013年)

2013.10.04 トーナメント

ビリヤードの秋、北陸

第27回北陸オープン

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明日、明後日の両日、『第27回北陸オープン』が今年も男女共催で盛大に催される。決勝会場は今年で4年目となる『グランドホテル白山』(石川県白山市)の特設。ホテルの大宴会場に設けられた格調高い舞台、その格調の高さは一際で、今大会も間違いなく名ドラマが誕生することだろう。

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今年も『グランドホテル白山』特設会場が決勝の舞台となる


昨年は大井直幸の大会3連覇を竹中寛がサムライスピリッツ全開で止め、また女子は台湾勢が3連覇中という北陸。1987年(女子の部は1997年)の第1会大会以来、幾多もの語り継がれる名勝負を残してきた本大会。今年の見どころをまとめてみよう。

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昨年の男子決勝、竹中寛が大井直幸の3連覇を止めた


女子はやはり『日本勢のタイトル奪還なるか?』に注目。62名のエントリー中、強国台湾からの刺客は3人。近年の国内女子の層の厚さとレベル向上を見れば奪還成功が予想されるが、台湾勢が見せる特設のコンディションにアジャストする能力の高さは脅威。4年ぶりとなる頂点獲りに向けて、日本人選手たちの一層の意気込みに期待したい。

そして男子の注目はやはり絶好調の土方隼斗。先の『GP-EAST』で公式戦連続優勝記録は4でストップしたが、まだ『国内オープン戦連続優勝』の記録は継続中で、今なお更新中の記録の行方に注目したい。やはり記録はスポーツの華。

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土方隼斗の国内オープン戦連勝記録は継続中


また本大会の最多勝は高橋邦彦の5回。次いで奥村健(現JPBF)と大井直幸の3勝、そして2勝組は利川章雲柯秉逸(台湾)。こうして並んだ名前を見るにつれ、秋の北陸がいかに権威を持つ大会であるか実感が湧いてくる。昨年優勝の竹中寛がここに名を連ねるのか、それとも赤狩山幸男が北陸で3度目の正直を果たすのか、様々なドラマが浮かび上がってくる。

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北陸最多の5勝を挙げている高橋邦彦


そして男子の海外組はフィリピンから6名。過去3年間連続で守ってきた男子北陸の牙城を守り切ることができるのか? にも注目しておきたい。いずれにしても毎年のように特別感が漂う秋の北陸。会場へ足を運べないという人にもぜひUSTREAM中継などで現場の空気を感じてだきたい。

キューズからはツイッター(@CUES_BAB)およびウェブキューズで随時臨場感のある情報を発信していきますので、こちらもご期待ください。ベストバウト映像を次号の付録DVD用に撮影する予定ですので、秋の北陸をご堪能いただければ幸いです。

Akira TAKATA