世界ジュニアスリークッション選手権 & 世界スリークッション選手権
2013年のトーナメントシーズンも佳境に入ってきた今月、スリークッションを種目とした『世界選手権』が2大会開催される。いずれも日本から代表選手が出場し、タイトルを目指してハイレベルな戦いに挑む。
世界ジュニアスリークッション選手権代表の森雄介
まず10月3日〜6日の日程で、ギリシャ・ペロポネソスで行われるのが『世界ジュニアスリークッション選手権』。この大会は世界各国から16名が出場してジュニア世界ナンバーワンを決めるもので、日本からは昨年に引き続き森雄介(東京・カフェ&ビリヤード ARENA所属)が出場する。
昨年は総合成績9位で惜しくも決勝トーナメント進出がならなかった森だが、今年に入り、国内でスリークッション、バンドゲームにと積極的にトーナメントに挑戦し大きく成長を遂げており、本大会での活躍が期待される。
世界スリークッション選手権代表の梅田竜二
そして16日〜20日にはベルギー・アントワープを舞台に『世界スリークッション選手権』が開催される。こちらは当年のスリークッション世界ナンバーワンプレイヤーを決める最高峰のトーナメントで、これまで日本人プレイヤーとしては、'74年、'84年に
小林伸明、'07年に
梅田竜二がタイトルを獲得している。
今年の日本代表は、梅田の他、7月に行われたアジアインドア・マーシャルアーツゲームズで銅メダルを獲得、ワールドゲームズでも日本代表として戦った
竹島欧、5月に悲願の全日本初制覇を果たし、現在JPBFスリークッションランキング1位の
船木耕司の3名だ。
今年多くの海外戦を戦っている竹島欧
世界中から48名の選ばれしトッププレイヤーが集うこの戦いは、3名×16組のリーグ戦の予選を行い、それぞれの組の1位のみ16名が決勝トーナメントに進出できる厳しいフォーマット。すでに組分けは発表されており、梅田は韓国の金京律、船木はスペインのダニエル・サンチェスと、竹島はギリシャのフィリポス・カシドコスタスらと同組で争う事となる。
現在国内で最も好成績を挙げている船木耕司
今月、ヨーロッパを舞台に開催される2つの世界選手権。ジュニアの森、そして梅田、竹島、船木の4名の日本代表の健闘に期待したい。