『第12回全国アマチュアビリヤード都道府県選手権大会』
第69回国民体育大会・第14回全国障害者スポーツ大会「長崎がんばらんば国体」記念大会
9月28日〜29日(土・日)の2日間に渡って、長崎県と福岡県を舞台に『第12回全国アマチュアビリヤード都道府県選手権大会』が開催される。この大会はビリヤード競技の国体への正式競技としての参加を目標に掲げて2002年に創設。それ以降一度も欠かすことなく国体が開催される都道府県を舞台に、その前年に開催されているものだ。
ポケットの部会場となる長崎市民体育館
時を同じくして、9月28日より『第68回国民体育大会・第13回全国障害者スポーツ大会 スポーツ祭東京2013』が東京都でスタートし、前週の22日(日)にはその公式行事として『デモンストレーションとしてのスポーツ行事 ビリヤード』が開催されたばかりだが、東京都でもその前年には『第11回全国アマチュアビリヤード都道府県選手権大会』が行われている。
9月22日に東京で行われた『デモンストレーションとしてのスポーツ行事 ビリヤード』
今大会の舞台となる長崎県は、江戸時代末期、ビリヤードが初めて日本に伝来した歴史を持つ場所。それに相応しく、今回のポケットの部の会場は長崎市民体育館に作られた特設会場で、ここに日本全国から191名のアマチュアプレイヤーが集い、ナインボールを種目に熱い戦いを繰り広げることとなる。
ポケットの部はA級、B級、L(女子)級の3つのカテゴリーに分けられ、それぞれ64名ずつが出場。トップクラスのアマチュアプレイヤーが競うA級は6ゲーム先取、B・L級は4ゲーム先取、いずれも予選はダブル・イリミネーション、決勝はベスト32からのシングル・イリミネーションとなる。
特設会場はテーブル設置も完了。後は開会を待つばかりとなっている
また、キャロムの部についてはスリークッションが種目となり、福岡県北九州市の『ビリヤード淡路』が会場となる。ポケットの部同様、全国各地から20名が集い、2日間の日程で18点ゲーム、5名×4組によるリーグ戦の予選の後、ベスト8からは20点ゲームでの決勝トーナメントが行われる。
『全国アマチュアビリヤード都道府県選手権』は、開催都道府県が全国大会を開催するノウハウを修得していきながら、地域の行政などとも連携してビリヤード普及の礎を築いていく上でも意義の深いもの。主催のNBA、主管の長崎県ビリヤード協会を始め、日本アマチュアポケットビリヤード連盟九州支部、長崎ポケットビリヤードクラブなどが一致協力して開催準備を整えた今大会も、開幕を待つばかりとなった。
プレイヤーの間では『プレ国体』の通称で親しまれ、47都道府県の代表選手達がそれぞれのカテゴリーで日本一を目指す、アマチュアプレイヤー達の大きな目標の一つとなっている今大会。明日以降の競技の模様、結果についても引き続きWeb CUE'Sでお伝えする予定だ。