第68回国民体育大会 デモンストレーションとしてのスポーツ行事
9月22日(日)、東京都豊島区の『ビリヤード・ロサ』を会場に『第68回国民体育大会 デモンストレーションとしてのスポーツ行事 ビリヤード』が開催された。
72名のアマチュアプレイヤーがナインボールとスリークッションで競い合った
今大会は、9月28日〜10月14 日の期間に、東京都全域を舞台に様々な競技が繰り広げられる『スポーツ祭東京2013』の公式行事として、公益法人日本体育協会、文部科学省、東京都、豊島区の主催によって行われたもので、当日はナインボール男子、ナインボール女子、ナインボールシニア、ナインボール障害者、スリークッションの5部門の競技が行われた。
東京都在住のアマチュアプレイヤー72名が、お揃いのユニフォームを纏って戦いに臨んだこの大会。開会式には、東京都ビリヤード協会会長でもある小池百合子衆議院議員も出席。障害者の部・緑川真紀、シニアの部・五十嵐公一の2選手による選手宣誓のあと、熱戦の火ぶたが切られた。
男子ナインボールベスト4。左から3位タイ・青柳高士、準優勝・奥田篤弘、優勝・持永隼史、3位タイ・榎本純久
女子ナインボールベスト4。左から準優勝・小西さみあ、優勝・島崎史恵、3位タイ・宮坂美香(※3位タイ・浅尾はな恵選手は閉会式欠席のため不在)
まず32名で争われた男子ナインボールは、トップアマチュアが多数出場するハイレベルな戦いとなり、決勝で奥田篤弘を5-1で下した持永隼史が優勝。こちらも強豪16名が揃った女子の部では、島崎史恵が小西さみあに4-1で勝利して優勝を果たした。
シニアナインボールベスト4。左から3位タイ・大橋達久、優勝・北村邦雄、準優勝・五十嵐公一、3位タイ・小嶋哲男
障害者ナインボールベスト4。左から3位タイ・長谷川雄一、優勝・池田宗廣、準優勝・緑川真紀、3位タイ・小泉廣高
その他シニアの部は五十嵐公一とのフルゲームの接戦を3-2で制した北村邦雄が、障害者の部では、緑川真紀を2-0で下した池田宗廣が見事に優勝。また、この日のために特設された2台のキャロムテーブルで行われたスリークッションでは、北浦昭博が荒牧則正に20-7で勝利した。
スリークッションベスト4。左から3位タイ・岡安達哉、準優勝・荒牧則正、優勝・北浦昭博、3位タイ・三戸雅之
表彰式では、それぞれの部門の上位入賞者にメダルと賞状、記念の楯が贈られて閉幕。普段のビリヤードトーナメントとは違い、老若男女幅広いプレイヤーが一堂に会して競い合ったこの大会は、改めてビリヤードの競技スポーツ、生涯スポーツとしての幅の広さを感じさせるものであった。