World Cup of Pool '13
9月17日(火/現地時間)にロンドンで開幕した『World Cup of Pool』。同大会は31の国と地域から32チームが出場し、ダブルスによって世界一を決めるというもの。
20日(金)のベスト16(7ゲーム先取)、大井直幸・羅立文ペアの日本は、ジョニー・アーチャーとシェーン・バン・ボーニングによるアメリカと対戦。日本が先攻してリーチをかけるものの、アメリカも粘りを見せ2連取でヒルヒルに追い付く。しかし、最終ゲームでの2番ボールを巡る攻防を制した日本が取り切って接戦を制した。
羅立文、渾身のガッツポーズ
ベスト16ではフィンランドや台湾、フィリピンといった強豪国や開催国のイングランドもA・Bチームともに勝ち上がりを決めている。日本はベスト8でニールス・フェイエン、ニック・ファンデンベルフのオランダとの対戦することに。
【ベスト16】プレーだけでなく、パフォーマンスでも会場を沸かせた大井
そして、21日(土)のベスト8、ここからは9ゲーム先取となる。大井・羅ペアは終始にこやかな表情を見せゲームを楽しみながらも要所では抜群の集中力を発揮し、オランダとの僅差の攻防を展開。しかし、中盤にオランダに引き離され5-8とリードを許し、リーチをかけられた。それでも回ってきたチャンスを活かして追いすがり、前日に続くヒルヒルとなったが、今回は2番ボールでフェイエンに技ありのセーフティを決められる。
大井が故意のプロフェッショナル・ファウルで展開を難しくするも、回ってきたフリーボールでファンデンベルフが2―9番ボールコンビを沈め、日本の追撃を振り切った。
オランダ強し
そのほか、前回大会優勝のフィンランドは開催国イングランドBに9-4、フィリピンはハンガリーを9-1と寄せ付けず、台湾もイングランドAに9-3で快勝しベスト4に名乗りを挙げた。
大会は残す所22日(日)の最終日のみ、セミファイナルはフィンランドvsオランダ、フィリピンvs台湾。アジアと欧州がそれぞれ世界一への挑戦権をかけて争うことになる。残す2試合に勝利し、栄光を手にするのはどの国になるのだろうか。
【ベスト8】
フィンランド 9-4 イングランドB
オランダ 9-8 日本
フィリピン 9-1 ハンガリー
台湾 9-3 イングランドA