男子ナインボール世界選手権
9月12日(木)、カタール・ドーハで開催されている『男子ナインボール世界選手権』は、決勝シングルのトーナメント2日目が行われた。JPBA(日本プロポケットビリヤード連盟)勢からは羅立文、大井直幸が、決勝シングル2回戦・ベスト32から始まるこの日のトーナメントに臨んだ。
舞台に違わぬワールドクラスのビッグネーム達による熱戦が繰り広げられる中、羅もイスラエル・ロタ(フィリピン)と対戦。序盤から快調に加点し続けた羅が相手に追撃を許さず11-2でベスト16入りを決める。
羅立文、9位タイで終了
続いて登場した大井はフィルモス・フォルデス(ハンガリー)を相手に序盤からリードを奪われる苦しい展開。一時は1ゲーム差まで詰め寄るものの、この日の大井はブレイクが合わず、イリーガルブレイクによって相手にチャンスを渡してしまう場面などもあり、追い付くには至らず。7-11で世界選手権の挑戦を終えた。
3回戦・ベスト16、羅はカール・ボイズと相対することに。互いに大きなリードを奪えず逆転に次ぐ逆転で進行した試合は、遂にヒルヒルまでもつれたが、最終ゲームをものにしたのはボイズ。2013年大会のJPBA勢の挑戦は終了となった。
大井は今年も最後まで勝ち残った日本人となった
そして大会は同じ3回戦でデニス・オルコロ(フィリピン)を11-8で下したトーステン・ホーマン(ドイツ)が、4回戦・準々決勝で同じくフィリピンのジェフリー・デルーナに11-7で勝利して最終日に勝ち名乗り。羅を破ったボイズも4回戦でギリシャのニック・エコノモプーロスを退けベスト4へ。他に、ニック・バンデンバーグをヒルヒルからの僅差でかわしたアントニオ・ガビカ、クリス・メリングに11-3と大勝を収めたカルロ・ビアドが準決勝に駒を進めた。
左からベスト4のホーマン、ボイズ、ビアド、ガビカ
遂に大会は明日、13(金)の最終日を迎える。準決勝のガビカvsボイズ、ホーマンvsビアドはそれぞれ日本時間19時30分開始。世界の頂点を決するファイナルは24時30分スタートだ。
果たしてこの4名の内、トロフィーに手をかけるのはいずれの実力者となるのだろうか。
決勝シングルトーナメント表PDF
写真提供/On the hill!