10日の敗者最終戦には赤狩山幸男、土方隼斗、川端聡が挑んだ
9月10日(火)、カタール・ドーハで開催されている『男子ナインボール世界選手権』のステージ2・予選ラウンドの最終日が行われ、ベスト64戦からのスタートとなる決勝トーナメント進出者が決定した。
日本プロポケットビリヤード連盟(JPBA)からステージ2に出場した選手の内、大井直幸、栗林達、羅立文の3名は、9月9日の段階で勝者側から決勝トーナメント進出を決めていたが、この日は敗者側の最終戦が行われ、赤狩山幸男、土方隼斗、川端聡の3名が、負けられない戦いに挑んだ。
2011年覇者の赤狩山は、最終ゲーム9番ボールの攻防で惜敗
まず、日本勢の一番手として登場した赤狩山は、イギリスのマーク・グレイと対戦。序盤リードを許す展開から終盤に追い付き、8-7と先にリーチをかけたが、ここからグレイに2連取され惜敗。
ステージ1から駆け上がった土方だったが、今年のチャレンジは惜しくも終了
この後、スイスのディミトリー・ジャンゴと対戦した土方、ギリシャのニック・エコノモプーロスと対戦した川端も、それぞれ7-9、8-9と、決勝トーナメントへもう一歩の所での悔しい敗戦を喫し、3名は65位タイでフィールドを去ることとなった。
久々の海外戦を戦った川端は、8-7リードから無念の逆転負け
】)。羅立文は、9月11日の19時30分(日本時間)からフィリピンのレイモンド・ファロンと、大井直幸は22時からドイツのドミニク・イェンチ、栗林達も22時からドイツのトーステン・ホーマンと対戦することが決まった。
大会はこの後、11日に1回戦を全て消化し、翌12日には2回戦から準々決勝までが、13日には準決勝と決勝が行われることとなっている。選りすぐりの強豪達がたった一つの王座をかけて戦う世界選手権はいよいよ佳境に突入する。