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過去のニュース(2013年)

2013.08.17 その他

本格志向のビリヤード場を目指して!

ビリヤード・ロサのリニューアル

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東京・池袋『ビリヤード・ロサ』


東京・池袋にある老舗大型ビリヤード場『ビリヤード・ロサ』が全面リニューアルを図り、本格志向のビリヤード場へと生まれ変わった。目指すは「アミューズメントスポーツ」としてのビリヤード。計画はイメージ戦略やブランディング、デザインにまで及んでいた。まずは、大きな変更を遂げたポイント列記してみよう。


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スヌーカーテーブルも導入された


・ダーツ台の撤去とビリヤードテーブルの追加配備
・「スタンダードスペース」「ラグジュアリースペース」の統一
・暗かった店内のライティングを明るく
・フロア内の完全分煙(喫煙スペースの利用)、各テーブルから灰皿の撤去
・スヌーカーテーブルの設置
・松村浩道プロによるレッスンプログラムの開始

スタンダードスペースとラグジュアリースペースとは一般的に連想されるビリヤードスペースと、より徹底してプレーしやすい環境を提供したスペースとを差別化するために用いていた言葉である(※もちろんスタンダードスペースも高いのクオリティは有していた)。その2つは店内の敷居で分けられており、フローリングも別仕様となっていた。


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ハイヒールの女性客向けにサンダルの貸出しサービスも(数に限りあり)


変更には2つの意図がある。不明瞭だったそれぞれのスペースの差をラグジュアリーに統一し、利用客の違和感を解消すること。もう1つが、デザイン。スタンダードスペースに設置していた「ガリオン」の台を全て「ブランズウィック」などに変更し、テーブルの向きと合わせて統一感を持たせたことで全体美を表現し、壮観な眺めが本格志向の空気感を醸す。エレベーターを降りると広大なビリヤードスペース(テーブルの数30台。※ほかに個室3室に1台ずつ)が視界に飛び込んでくる。

このレイアウトを実現するためには、暗めだったライティングとタバコの問題も解消しなければならなかった。ライティングは言うに及ばず、タバコの煙も美観の妨げとなるからだ。


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喫煙スペースも広く設けられている


ただし、完全分煙の実施はスポーツ色や専門性を打ち出したいビリヤード・ロサにとっては頭を悩ます問題だった。それは禁煙の流れが強くなってきている現在でも、プレイヤーの中に愛煙家が少なからず存在しているから。

しかし、スポーツ色を打ち出すためには避けては通れぬ道であり、愛煙の常連客のことを想えば厳しい決断を迫られることになるが、熟慮の末に計画を押し進めた。常連客も禁煙ブームのご時世とあっては「時代の流れだよな」と受け入れ態勢ができていたことは、実施してからのうれしい発見だったという。

そして、完全分煙にはイメージや子供が入りにくいなどの問題を解消する以外にも、思わぬ効果をもたらした。今までフロア内で喫煙できた時には、フロア全体の換気が必要で、一緒に冷気(夏の場合)も外に逃げていたという。しかし、換気を行うエリアが限定されたことで冷房の効きが良くなり、店舗運営上の支出を抑えることにも成功した。


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エントランスに近いウェイティング・スペースからはプロの球を眺められる


また、本格派のビリヤード場を目指す上でビリヤードの全競技がプレーできることを目指すための第1弾として導入されたのが「スヌーカーテーブル」である。現在のところ時期は未定だが、スリークッションの台なども導入する構想はあるようだ。

ほかにも、さまざまイベントなどを店内で開催していきたいというプランもあるらしい。大型店舗のドラスティックな改革はまだ始まったばかりのようだ。

ホームページ
www12.ocn.ne.jp/~rosa/

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