会場となった東京都中野区の『Kobby's Billiards』
大会全出場者。左から福本、小林、西本、東内、肥田一美、林、界、肥田緒里恵
大会はまず、8名が2組×4名に分かれ、25点ゲームで戦うリーグ戦からスタート。各組の上位2名が決勝トーナメントに進むフォーマットの中、A組では、界文子と引き分けた他、林、肥田一美に勝利して2勝1分けの肥田緒里恵が1位通過。2勝1敗の林が2位で決勝トーナメントに進んだ。
B組は3戦全勝(アベレージ1.013)の西本が一人抜け出した形となり、東内、福本、小林が1勝2敗で並ぶ展開となったが、アベレージ差で現世界女王の東内が2位で予選を突破した。
肥田緒里恵vs東内、西本vs林の対戦となった準決勝。肥田は終始試合を優勢に進めて24キュー・25-8で東内に勝利。西本優勢かに思われた一戦は、西本が先行する展開の中、林がしっかり追撃し、34キュー・25-20で見事な逆転勝利を収めた。
レベルアップ著しい日本女子3Cの中、肥田は改めて女王としての強さを見せ付けた
大会連覇がかかる肥田と大会初制覇を狙う林の決勝戦。序盤から7点のランを見せるなど11-5とペースを掴んだ林に対して、肥田は慌てることなく14-14に追い付く。するとここからは主導権を渡さず林を突き放して22キュー・25-16でフィニッシュ。自身13度目となる全日本タイトルを手にした。