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過去のニュース(2013年)

2013.07.22 トーナメント

小林英明、3つ目の「全日本」タイトル!

第24回全日本アーティスティック選手権大会

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全日本アーティスティック初優勝を飾った小林英明


現在の日本キャロム界で最高のオールラウンドプレイヤー誕生と言って良いだろう。小林英明日本プロビリヤード連盟/JPBF)が、バンド(ワンクッション)、スリークッションに続いて、21日(日)にアーティスティックも制覇。3つ目の「全日本」タイトルを獲得した。過去にこの3タイトルを手にしたプレイヤーはいない(※3つ以上のキャロム種目で全日本タイトルを手にしたプレイヤーは実父の小林伸明を始め、数名がいる)。

全日本アーティスティックが開催されたのは、小林英明のホームグラウンドである東京都中野区野方の『Kobby's Billiards』。前回(2011年)覇者、渡辺元(JPBF)を筆頭に、事前の各予選を突破したプロ・アマ計12名がここに集結。引き球、押し球、切り引き、切り押し、マッセに至るまで、ラシャを切り裂かんばかりの豪腕ストロークでタイトルを競い合った。

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会場は東京都中野区の『Kobby's Billiards』


今大会でも優勝候補筆頭と考えられていた渡辺だが、中盤以降、試技の失敗が続き、優勝争いから脱落。一方で、序盤からずっとトーナメントリーダーだったのが、渡辺の師でもある小林英明だった。

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準優勝の加野耕平


小林はアーティスティックのトップアマ、加野耕平選手・原田直樹選手らの猛追を凌ぎ、29種目目から12種目連続成功など、ホームの声援を背にトッププロらしい安定感と技の冴えを見せて、全40種目で247点(成功率82.5%)という素晴らしい結果で堂々の優勝を果たした。

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3位入賞の原田直樹


「こんなに当てられた(試技が成功した)のは初めてです。良い集中ができていました。今年は『全日本スリークッション』の予選で落ちて、『それならば久しぶりにアーティスティックの練習をしてタイトルを目指そう』と、気持ちを切り替えて準備してきました。8年ぶりに本大会に出ました。いや、もう非常に嬉しいですね」(小林)

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会場ではアジアインドア・マーシャルアーツゲームズのメダリスト3名に対する表彰も行われた。写真左から、竹島欧、梅田竜二、森陽一郎


また、会場には先日の『第4回アジアインドア・マーシャルアーツゲームズ』でメダルを獲得した3人のJPBFプロが登場。ワンクッションで銅メダルの森陽一郎、スリークッションで銅メダルの竹島欧、そして、スリークッションで金メダルの梅田竜二に対して、JPBFから報奨金が授与された。

T.KOBAYASHI(B.D.)

■第24回全日本アーティスティック選手権大会結果

1位  小林英明(JPBF)
2位  加野耕平(西日本アマ)
3位  原田直樹(東日本アマ)
4位  渡辺元(JPBF)
5位  町田正(JPBF)
6位  藤田直之(西日本アマ)