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過去のニュース(2013年)

2013.07.14 トーナメント

明日の男子は、JPBA8、日本アマ3、フィリピン5

ジャパンオープン男子2日目at『ロサ』終了

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激闘が繰り広げられた『ビリヤード・ロサ』


今日一日で何度「運命の一球」を見ただろうか。何度ざわめきと拍手と息を呑む音が聞こえただろうか。今日の試合を明日のチャンピオンはどんな思いで振り返るのだろうか......。

128名を16名に絞る大会2日目。池袋『ロサ』の雰囲気は、これまでの(2日間開催だった時の)ジャパンオープン予選日そのもの......と言うには、あの極度の疲労と興奮が混じりあった脳髄が痺れるような独特のトリップ感には少々欠けるが、特設行きの切符をかけた行き詰まる熱戦は、全くその面白さを減じることがなかった。

特設行き第一号は、フィリピンのJ・サルタン。21歳の彼は、いわゆる「エフレン・ファミリー」の秘蔵っ子なのだそう(リアル血縁ではない)。今日の最終戦(ベスト32)で2012年日本ランキングNo.1の大井直幸を倒して、自身初の特設行きを決めた。彼のことは、日本が誇る世界チャンピオン、赤狩山幸男も、「あ、あの入れるヤツね」と以前から知っていた模様。その赤狩山、水下広之に勝った直後にベスト16の抽選をしたところ、早速そのサルタンの横を引いた。明日のこのカード、いきなり面白そうだ。

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赤狩山は明日の初戦で今大会注目のニューカマー、サルタンと対戦する


JPBA(日本プロポケットビリヤード連盟)勢の特設行き第一号は羅立文。田中理に勝っての権利獲得。毎年JOの直前には地元・台湾で練習しているという羅、かなり状態が良いと見える。

日本人の第1号は土方隼斗。権利を手にしてものすごく喜んでいた。「いや、5年ぶりぐらいなんですよね、特設で撞くのは。ホッとしています。今日の状態を維持して、明日、気持ち良く撞きたいです」(土方)。

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インドアゲームズ帰りの栗林達。明日は今期好調の田中雅明と初戦を戦う


その後、続々と生まれた「Last 16」。その内訳はJPBAプロ8、日本人アマ3、フィリピン5。アマ3名はそれぞれ名うての名手。明日も爽やかにプレーしてくれそうだ。

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スーパスター、レイズもニューピアへ


勝ち残った者はすぐクジを引き、明日のトーナメント表を埋めていった(下記)。どのカードからも目が離せなくなりそうだけれど、中でも、アマ戦士の一人、持永隼史・元名人が「マジシャン」エフレン・レイズ(フィリピン)を相手にどんな球を撞くのかが興味深い。

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16名の戦士を待つニューピアホール。明日、ここで極上のドラマが展開する


さあ、決戦の15日。誰があの竹芝『ニューピアホール』のスポットライトの中で、キューを高々と掲げるのだろうか?

T.KOBAYASHI(B.D.)

■男子ベスト16組み合わせ

田中雅明 vs 栗林達
土方隼斗 vs 川端聡
玉城薫(アマ) vs 北谷英貴
R・ガレゴ(フィリピン) vs I・ロタ(フィリピン)

赤狩山幸男 vs J・サルタン(フィリピン)
持永隼史 (アマ)vs E・レイズ(フィリピン)
羅立文 vs 福本宇太郎
L・V・コルテッザ(フィリピン) vs 小泉毅朗(アマ)