5月にダーツ台を取り払い、ビリヤードテーブルだけになったロサは、まさに「プールホール」と呼ぶにふさわしい規模と雰囲気。ここで朝10時、全テーブルを使って一斉に試合が始まった。
川端聡のブレイク。川端聡はベスト64進出一番乗りだった
会場内でベテランプロ達に、初の3日間開催についての今のところの感想を聞いてみると、「よく去年まで2日間でやっていたなと思いました(笑)。今年はゲーム数も一つ増えているし、アマチュアの方も含めて、たぶんプレイヤーとしての満足度は今年の方が高いのでは」。「やっぱり体は3日間の方が楽ですね。あとは3日間、テンションと集中力を持続させられるかが鍵でしょう」などという声が集まった。
昨年度JPBAランキング1位の大井直幸も緒戦を突破
昨年の準優勝者、川端聡はこの日の緒戦をいち早く勝ち抜けてベスト64へ一番乗り。「去年までよりはやっぱり肉体的に楽ですね。引き続き頑張ります」。今日からは負けたら終わりのシングルトーナメント(テンボール・9ゲーム先取)だけに、気を緩めることはできない。
テーブルが多いだけにスコアボードの準備も時間がかかる
会場内は試合を待つ選手達と試合を観戦するギャラリーとで、立錐の余地もない状況。ファンからすればトッププロ達のプレーが至近距離で眺められる状況だ。このギッシリ感と熱量と緊迫感はジャパンオープン予選日の醍醐味で、3日間開催になってもいささかも失われていない。さあ、今日、特設会場行きの16枚の切符を手にするのは誰だ!?