第4回アジアインドア・マーシャルアーツゲームズ
男子スリークッション金メダルの梅田竜二
7月4日、『第4回アジアインドア・マーシャルアーツゲームズ』のビリヤード競技6日目。既報の通り、女子ナインボールで河原千尋(JPBA)が銀メダルを獲得したが、それに引き続き、男子スリークッションの準決勝、決勝が行われ、梅田竜二(JPBF)が決勝でベトナムのNguyen Quoc Nguyenを40-39で破り金メダル、竹島欧(JPBF)が銅メダルを獲得した。
この日、13時からスタートした準決勝は、梅田vsMa Xuan Cuong、竹島vsNguyenと共に日本対ベトナムの対戦。まず梅田は序盤から8点、5点とランを重ねて中盤までで大きくリードを奪い試合を優位に進める。中盤以降得点ペースはやや落ちたものの、28キュー、アベレージ1.429で40点に到達。40-32のスコアで決勝に進んだ。
竹島欧は準決勝で敗れたものの銅メダルを獲得
一方、竹島とNguyenの試合は中盤まで競った展開で進んだが、ここから竹島の当たりがピタリと止まってしまい、この間着実にポイントを重ねたNguyenが34キューで3モアに到達。25-37と劣勢に立たされた竹島は、ここから6点ランを見せて追いすがったが、逆転までには至らず33-40で敗れ、銅メダル獲得が確定した。
16時からスタートした梅田vsNguyenの決勝戦。日本代表にとって初の金メダルがかかったこの試合はハイレベルな大激戦となった。梅田が序盤から得点を重ね10キューの段階で23点としたのに対して、準決勝の勝利で勢いに乗るNguyenも19点と、今大会一番のハイアベレージゲームを展開する。
ここから一時23-22とされた梅田だったが、Nguyenのタイムアウト明けの12キュー目から8点、5点と一気に突き放して35点。しかし、ここから梅田が当てあぐねている間にNguyenが確実に差を詰め20キューを終わった段階で梅田の39-37。そして、21キュー目に40点に到達した梅田に対して、最後のチャンスに臨んだNguyenは2点を挙げたが40点目のショットが惜しくも外れて試合終了。梅田が激闘を制して日本に待望の金メダルをもたらした。