西日本グランプリ第3戦は明日開催!
今年の西日本グランプリは全4戦。その後半戦第1弾が明日、京都市の『サンク』で開催される(予選は他2店舗併用)。見どころは何といっても『誰が勝つのか!?』という点。今回は前半戦のデータを交えながら、勝負の行方を占ってみたい。
現在JPBAランキング1位の大井直幸
まず昨年、一昨年とGPタイトルを欲しいままにしてきた
大井直幸。今年はまだGPで勝ち星は挙げていないものの、超特急・大井劇場が展開されることは今回もまず間違いないだろう。そして大井とGPタイトルを分け合ってきた
川端聡。今年は運営サイドとしても力を入れる一方で、第1戦でも優勝を果たすなどアジアを制した左腕はやはり本命格。
第1戦優勝の川端聡
次に地元の
田中雅明。今年は北海道オープンに続いて14-1オープンでも大井を下しており、現在の西日本では大井ストッパーとして最有力の巧者ぶりを発揮していて、慣れ親しんだコンディションも手伝って『手球のアーティスト』ぶりを発揮することが予想される。
地元開催で今季初優勝を狙う田中雅明
また第2戦でプロ初優勝を遂げた
柴田裕介にも注目。もちろん
福本宇太郎や
杉原匡といった「いつ勝ってもおかしくない」中堅組も目が離せない。さらには
神箸久貴や
原口俊行といった東海勢、
青木亮二、
北谷好宏たちの四国・九州ラインも仕上がりは上々と見受けられる。
第2戦優勝の柴田裕介
そんな中で注目のプロを1人挙げるとすれば、ここは近年のアベレージの高さで
竹中寛を推したい。彼の北海道で見せた華々しいまでの"サムライ"ぶり。
JPBAに加入してから本人が掲げてきた「(年間の)ランキング3位以内」というプロとしての目標も現実味を帯びてきており、先週の『
14-1オープン』準優勝という悔しさと勢いは明日の戦いにもつながると見られる。
北海道オープン優勝、14-1オープン準優勝と今期好調の竹中寛
そしてこのシリーズではアマチュア選手が優勝した場合は副賞でハワイ旅行が贈呈される。それもペアで行く4泊6日。決してタイトルを獲ることは容易ではない。だが、それに見合った栄誉と褒賞は用意されている。
明日は「玉のみやこ」に注目だ。大会オフィシャルによるUSTREAM中継配信も行われるので、ぜひ意地とプライドを懸けた真剣勝負に注目していただきたい。
Akira TAKATA