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過去のニュース(2013年)

2013.06.25 トーナメント

界敦康、スリークッション公式戦初制覇!

第63回全関東スリークッション選手権大会

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これまで6度『全日本アーティスティック選手権』を制している界が、
念願のスリークッションタイトルを獲得!


6月23日(日)、東京都新宿区の『ビリヤード小林』において、『第63回全関東スリークッション選手権大会』の決勝トーナメントが開催され、この伝統ある大会で、界敦康が見事に自身初となるスリークッションタイトルを獲得した。

2週をかけて行われた一次、二次予選を通過した15名に前回優勝シードの梅田竜二を加えた16名によって、30点ゲーム・シングルトーナメントで行われたこの日の戦い。その1回戦で界は、5月に開催された『全日本スリークッション選手権』準優勝の宮下崇生を相手にいきなりエンジン全開。12キューでハイラン11点、宮下をわずか5点に抑えて勝ち上がる。

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界は一日を通してハイアベレージなプレーを魅せた


界はその後のベスト8戦で、こちらも1回戦で甲斐譲二を相手に14キュー、ハイラン12点という素晴らしいゲームを魅せた小林英明を30-24で下すと、準決勝でも米山聡を30-19で退けて決勝に進出した。

優勝まであと1勝に迫った界。その前に立ちはだかったのは前回王者であり、日本のエースプレイヤーでもある梅田だった。梅田は初戦から危なげない戦いで勝ち上がると、準決勝では、1回戦で竹島欧を30-18、ベスト8戦では小野寺健容を30-27とトップ勢をなぎ倒して登場した肥田緒里恵を30-24で抑えて決勝へ。

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初制覇への最終にして最大の関門は梅田竜二だった


連覇を狙う梅田と界の決勝は一日を通してハイアベレージ(1.411)なプレーを完遂した界が20キューでフィニッシュ(30-22)。念願のスリークッション初制覇を果たし、最新のJPBFランキングでも、船木耕司を抜いて1位に躍り出た。

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大会ベスト4。左から3位タイ・肥田、米山、優勝・界、準優勝・梅田


また、この日唯一の女子プロとして決勝トーナメントを戦い3位タイに入った肥田緒里恵。本人にとっては悔しい成績であったかも知れないが、そのアベレージ1.354は見事の一言。来月14日からニューヨークで行われる『2013 USBA Women's Invitation Tournament』に東内那津未林奈美子肥田一美らと共に参戦する事が決定している肥田の、久々の海外戦での活躍が期待される。

(写真提供/Carom Seminar)