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過去のニュース(2013年)

2013.06.21 トーナメント

年1回の「ストレートプール王決定戦」、間もなく開催!

全日本14-1オープン選手権

「15個の的球を使う」、「1球1点」、「どの的球から狙っても良い」。――14-1(フォーティーン・ワン。「ストレートプール」とも)はそんなシンプルなルールのゲームであり、シンプルがゆえに奥深い。

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昨年の覇者は羅立文。決勝では100点撞き切りを達成


この競技一番の「華」であり、習熟度と個性がよく現れるのが「ラックをまたぐブレイクショット」である。15個目、すなわちテーブル上の最後の1球を入れながら、すでに落とし終わった14個の的球で組んだラックを割る。そうやって的球をバラけさせておき、また取り切りにかかる。このブレイクが上手くないとラン(=連続得点)は伸ばせない。

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会場となるのは東京都渋谷区の『CUE』


昨年の『全日本14-1オープン』のファイナルで、羅立文JPBA)はノーミスで7ラック目まで到達し、規定の100点を撞き切った。1イニングで100-0というパーフェクトゲームである。14-1を愛してやまない羅は、これで大会2勝目をマーク。それから1年。ディフェンディングチャンピオンとして、今週末、東京・渋谷『CUE』に姿を現す。

「状態はとても良いです」と羅。日本では14-1の公式戦はこの『全日本14-1』をおいて他になく、世界的にも多くはない。羅は本当にこの試合を大切にしており、3勝目に向けて準備に余念がない。

もちろん、そうはさせまいと他選手も意気込んでいる。トーナメント表には高橋邦彦('11年)、福本宇太郎('09年)、銘苅朝樹('06年)という歴代の優勝者たち(現JPBAプロ)や、過去に同大会で3連覇の記録を持つ名手、奥村健(当時JPBA・現JPBF)の名前が並ぶ。

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ミスタービリヤード・奥村健は今年も出場


羅立文vs歴代優勝者のカードがどこで実現するのか。先述のブレイクの技術と合わせて、それが大会の一つの見所と言えるだろう。「14-1だけは欠かさず観戦している」というギャラリーは意外と多い。技術と知識がものを言う「真のプールゲーム」をぜひ生でご覧頂きたい。

T.KOBAYASHI(B.D.)