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過去のニュース(2013年)

2013.06.15 トーナメント

ローテーション日本一決定戦

第53期名人戦スタート

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名人戦は半世紀以上の歴史を誇る、アマチュア最高峰の個人タイトル戦だ


第1期から数えて実に53年目。今年も9月1日(日)に開催される『第53期名人戦・名人位決定戦』に向けて、ローテーション日本一を決める熱い戦いが全国各地でスタートしている。

約3ヶ月に渡る予選期間を経て、現在の名人位と、名人と戦う権利を勝ち取った挑戦者が一対一でキューを交える『名人戦』。ローテーションを種目としたこの大会は、日本アマチュアポケットビリヤード連盟(JAPA)が主催する公式戦の中でも伝統を誇る、多くのトップアマが目標とするタイトル戦の一つだ。

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決定戦は一対一の過酷な戦いとなる


メインイベントである決定戦までの間は、全国各地区の予選、ブロック予選が行われ、その後ここを勝ち上がった15名に、前年の名人位決定戦で敗れたシードプレイヤーを加えた16名が、ダブル・イリミネーションで1名の挑戦者を決定する『A級戦』に臨む。そして、この厳しい戦いに勝利した当年最強のプレイヤーが、名人のホームグラウンドに乗り込んでタイトル獲りに挑むこととなる。

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昨期のA級戦出場者達。元名人、全国タイトルホルダーなどトップアマ16名が集った


現在は地方予選が進み、ブロック予選、さらには名人戦のもう一つのクライマックスである『A級戦』に向け、挑戦者候補達が徐々に篩にかけられている段階。まず数多くの出場者が鎬を削る関東では、今月30日(日)に3名のA級戦進出枠をかけた『第53期名人戦・関東地区B級戦』が行われる。

さらに関東以上に多くのプレイヤーが挑む関西では、6月23日(日)に『第53期名人戦・関西地区D級戦』、7月7日(日)に関西地区最終予選として『第53期名人戦・関西地区C級戦』が行われ、7月28日(日)には大阪を舞台に、関西、東海、北陸地区からの出場選手が6名のA級戦進出枠を争う『第53期名人戦・B級戦(第2ブロック)』が予定されている。

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第53期名人戦の流れ


第52期名人、つまり挑戦者を待つ現在のタイトルホルダーは愛知ローテーションクラブ(ARC)所属の和田敏幸。この他にも数々の全国タイトルを持つトップアマの一人で、昨年の名人位決定戦では、千葉ポケットビリヤード連盟(CPBA)の石橋正則を下して初防衛を果たしている。和田は9月1日、A級戦に勝利した挑戦者をホームである『fat cat』に迎え、300点先取、5ゲーム先取というロングフォーマットを戦って2度目の防衛を狙う。

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現名人の和田敏幸


第1期の藤間一男以来、数々の名プレイヤーと多くのドラマを生んできた『名人戦』。Web CUESでも、その進行状況に合わせて、クライマックスの決定戦までの間、随時情報をお伝えしていく。