ビリヤードウェブキューズは『CUE'S』誌が運営する総合情報サイトです

全日本都道府県対抗PB選手権大会

和歌山市の『ビッグホエール』で開催されている『第49回全日本ポケットビリヤード選手権大会』は先ほど初日のスケジュールをすべて終えた。

体験コーナーにはミニテーブルを２台設置。お近くの方はぜひ明日に!

今年は36都道府県から45チーム（1チーム5名）の参加を迎えての開催となった。特大の多目的ホールにテーブル33台を配置した特設会場。周囲の壁に張られたカラフルな各クラブの旗も全国大会の雰囲気を演出し盛り上げる。

そして仲間から贈られる熱い声援と拍手。チーム戦ならではの独特な、そしてとびきり素敵な空間だ。「この大会は特別」と参加者は口を揃え、代表になれなくても応援に駆け付ける。プロ選手の間でも「あの試合にはまた出たい」と言われる。そんな大会だ。

京都は広島と首位を激しく競り合いながら明日へとつないだ

種目は第1回大会より採用されている『ローテーション』。120点先取（コールショット）というプレイヤーも応援も一層熱くさせるフォーマット。予選は45チームが４つのブロックに分かれ、リーグ戦で行われる。各選手は10〜11試合（ブロックによる）を戦い、総合勝率で首位のチームが通過となり、抽選の後に準決勝、決勝を行って日本一を決める。初日の今日は6〜7試合を消化したところで、残すゲームは明日の決勝日に持ち越されることとなった。

2チームを送り込んだ福岡県チーム。全員が応援し支え合う仲間

ブロックごとの初日終了時の様子は以下の通り。

A　千葉Aが最終回転を5-0（5勝0敗）として30-5で単独首位に。兵庫A、山口が4勝差、5勝差から明日の巻き返しを狙う。
B　広島が22-13、埼玉Bが21-14と勝ち数で競り合う。ただし20勝（10敗）の京都は試合消化数が少ないため勝率では首位という状況。
C　愛知Aが27-8と2位の埼玉Aに4勝差の首位に。そのすぐ後ろに福井が1勝差でつけ、Aブロックと似た構図を描いている。
D　熊本と奈良が27勝で同率首位、さらに1勝差で大阪Aがつけるという三つ巴の様相。もっとも混戦のブロックに。

今年の注目は愛知A。5人の精鋭が気を吐いて23勝7敗のグループ首位。写真の和田名人は6勝1敗

なお初日を終えて個人で全勝の選手は、石橋正則(千葉A)、長井充(兵庫A)、林田雅輝(長崎)の3名。全勝のMVPが誕生するのか、はたまた1敗グループが得失点で競い合うことになるのかは、明日のお楽しみに。

全員が整列した開会式。昨年優勝静岡の羽切進一郎選手が選手宣誓を務めた

明日も10時から試合開始の予定。個人戦では想像できないほどの盛り上がりを見せること必至。お近くの方は会場を訪れて、団体戦ならではの熱気を感じていただきたい。

今日と同様にテレビテーブルからUSTREAM配信が行われるので、ぜひコチラでどうぞ。