第24回大阪クイーンズオープン
優勝は夕川景子
昨日から2日間にわたって開催されていた『第24回大阪クイーンズオープン』が先ほど終了し、夕川景子がファイナルで李佳を7-2のスコアで下して優勝を飾った。
会場は大阪府東大阪市の『高井田ビリヤード』
4連覇を懸けて臨んだ
河原千尋や、
梶谷景美が揃って初日で姿を消すという、大のつく波乱でスタートした今大会。2日目のベスト16には初優勝を狙う未勝利組が7名入る状況となったが、ベスト4に絞り込まれた時点で残ったのは、枠順に
木村真紀、
李佳、夕川、
曽根恭子というメンバーに。
木村と李は昨秋の『
全日本選手権』で揃って3位タイという奮闘を見せたペア。夕川と曽根は前戦の『
関西オープン』でファイナルを撞いたカード(結果は曽根が優勝)。波乱含みとはいえ、やはり強者が残ってくるのがトーナメントといったところか。
木村はフルゲームに追い付くも、最終ゲームの4番が僅かに逸れて決勝進出はならず。一方のテーブルでは、夕川が怒涛の6連取を決めて曽根を圧倒した(スコアは7-2)。
準優勝の李佳
こうしてファイナルは李と夕川のカードに。前半で4-1とリードを広げたのは夕川。ここで李はタイムアウトをはさむが流れは変わらず、さらに夕川が取り切ると、珍しいブレイクエースも飛び出して一気に王手をかける。ここで夕川のコンビネーションショットミスから李が反撃に転じるが、1点を返すにとどまり、ゲームボールを沈めた夕川が大阪で満開のスマイルを咲かせた。
『全日本女子ナインボールオープン』をリニューアルしてイベント色も強めた今大会。告知やインターネット中継では日本アマチュアポケットビリヤード連盟関西支部も全面協力し、昨年までからは大幅増員となり、2日間でのべ約70名の観戦者を迎えるにいたった。
ペアマッチイベントも大盛り上がりだった
またギャラリーとプロによるペアマッチトーナメントでは、試合に敗退した直後の
野内麻聖美プロがマイクを握り、普段以上に高いテンションで牽引。場内は爆笑の渦に包まれた。
大会ベスト4。左から3位タイ・曽根、優勝・夕川、準優勝・李、3位タイ・木村
競技の部分でも女子プロのスキルアップを随所で披露。その頂点にふさわしいファイナル。これらの模様はCBNTでも配信予定なので、どうぞお楽しみに!
Akira TAKATA