『チャイナオープン』
『上海浦東源深体育場』のテレビテーブル
12日(日)に中国・上海で開幕した『チャイナオープン』は、最終日の19日(日)に男子準決勝と男女の決勝が行われ、男子はフィリピンのリー・バン・コルテッザ、女子は中国の劉莎莎が優勝を果たした。
コルテッザは優勝を決めると、ギャラリーの歓声に手を挙げて応えた
男子準決勝ではコルテッザが11-3でオマール・アリ・シャヒーン(クウェート)に大きくリードを広げて勝利。もう一方のカードは傳哲偉(台湾)vs呉珈慶(中国)。呉は現在でこそ中国籍でトーナメントを戦っているが、出自は台湾にある選手。この台湾対決を傅が11-8と僅差で制し、ファイナル進出を果たした。
陳思明をヒルヒルでかわして優勝した劉莎莎
そして迎えた決勝はフィリピンと台湾でそれぞれ第一線で活躍するトッププロ同士の対決となったが、11-6で前述の通りコルテッザに軍配が上がった。女子のファイナルは劉vs陳思明による地元中国同士の対決。互いに譲らない接戦は、遂にヒルヒルまでもつれ込んだ。ここで陳がサイドポケット越しの1番ボールをコーナーに狙うが決まらず。残った配置を劉が取り切って見事に戴冠することになった。
河原千尋の9位タイが最高位となった日本勢。現在の対中国情勢が決して良好とは言えない中で同大会に参加した8名の選手(1名はアマチュア選手)達にとって、今後とも海外で戦って行くための貴重な経験値を得たことではないかと思われる。これから開催が予定されている世界選手権に期待したい。
決勝トーナメント表・男子
決勝トーナメント表・女子