WEB CUE'Sトップ > 過去のニュース(2013年) > 赤狩山幸男、嬉しい「GP初優勝」!

過去のニュース(2013年)

2013.05.12 トーナメント

赤狩山幸男、嬉しい「GP初優勝」!

東日本グランプリ第3戦 at 横浜『ハイランド』

gpe3_kariplay.jpg

赤狩山幸男、グランプリイースト初優勝


好天に恵まれた12日(日)、神奈川県横浜市の『ハイランド』で『Grand Prix East』(グランプリイースト。略称「GPE」)の第3戦が行われた。

gpe3_highland.jpg

会場の『ハイランド』に16名のトッププロが集結


フォーマットはテンボール8ゲーム先取・交互ブレイク。GPEで好成績を残している栗林達土方隼斗水下広之らが予選で敗れるという波乱もあったが、日曜日には「決勝ラウンドの常連」と呼べるプロ16名が顔を揃えた。

結果を先に言うと、優勝は赤狩山幸男。赤狩山は、ベスト16で前節優勝者、菅谷慎太郎を倒すと、ベスト8では技巧派・菅原利幸を退けた。決して絶好調には見えないのだがリズムを守って丁寧にキューを出している印象。

gpe3_suzuki.jpg

赤狩山と大熱戦を演じた鈴木清司


セミ・ファイナルで赤狩山はハイアベレージプレイヤーの鈴木清司と対戦。ここはヒルヒル(7-7)の大接戦となり、最終ゲームのブレイクは鈴木。ブレイクインからマスワリで上がり......と思われたが、なんとイージーな9番を外してしまう。赤狩山が辛くもファイナルへ進んだ。GPのファイナルは初である。

gpe3_lo
.jpg

3位タイの羅立文


その相手はGPのファイナル進出5度目の高野智央。高野はこの日、高橋邦彦井上浩平羅立文といった難敵を退けてきた。赤狩山と高野、意外なことにどちらが勝っても「GPは初優勝」という対戦カードだ。

gpe3_takano
.jpg

準優勝の高野智央


ゲームは序盤から激しい競り合いとなったが、中盤以降を赤狩山が掌握。刻々と変わるコンディションにギリギリのところで対処しながら、世界王者らしい落ち着きあるプレーを展開する。高野も終盤に食い下がるが追撃及ばず。最後は赤狩山がマスワリで激闘を締めた。

「ラッキー以外の何ものでもない勝ち方でしたが(笑)、久しぶりに国内公式戦で勝てて嬉しいです」

gpe3_karipin
.jpg

赤狩山の次の試合はWPAランキング対象試合のチャイナオープンだ


2011年にナインボール世界王者になって以来、手に入れることができなかった国内公式戦での勝ち星をやっと手にした赤狩山。勇躍して『チャイナオープン』に挑む。

T.KOBAYASHI(B.D.)