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チャイナオープンは12日にステージ１がスタート

現在、ポケットビリヤード（プール）の最もオフィシャルな世界ランキングは、WPA（世界プール連盟）が公認するランキング対象試合のポイントにより決定している。このランキング対象試合には、男女各種目別の世界選手権を始めとして、世界各国で行われているビッグトーナメントが選ばれており、日本で行われている歴史と伝統ある『全日本選手権』（男子テンボール）もまた、この対象試合の一つとなっている。

2013年シーズンは3月の対象試合（女子）『アムウェイオープン』が開幕戦となったが、今月初旬に開催予定であった『エイトボール世界選手権』が延期となり、5月12日に上海で開幕を迎える男女共催の『チャイナオープン』が、女子プレイヤーにとっては２ヶ月ぶり、男子プレイヤーにとっては昨年11月の『全日本選手権』以来、今年初のランキング戦となる。

ちなみに今大会の昨年チャンピオンは現在男子ランキング２位のデニス・オルコロ（フィリピン）と女子ランキング１位のケリー・フィッシャー（イギリス）で、日本勢では赤狩山幸男が３位タイに入賞している。

今年の大会はまず、12日から14日にかけて本戦であるステージ２進出をかけたステージ1が行われ、その後16日〜19日までの4日間、男子64名、女子48名のプレイヤーが今年のチャンピオンの座をかけてナインボールバトルを展開することとなっている。

日本からは大井直幸、赤狩山幸男、河原千尋、梶谷景美、夕川景子の5名がステージ２からの登場となるが、この試合には先述のディフェンディングチャンピオン２人はもちろん、男子ランキングトップの張榮麟（台湾）、昨年の男子ナインボール世界王者であるダレン・アプルトン（イギリス）といった、ワールドスタープレイヤーが大挙参戦する。

日本勢のステージ２シードは上の赤狩山の他、大井、河原、梶谷、夕川の4名（写真左上から時計回りに）

男子プレイヤーにとっては、６月にノルウェーで開催予定であった『男子テンボール世界選手権』が延期となったことから、この大会がランキングに占めるウェイトも大きくなった。現在日本勢のランキングトップは男子８位の赤狩山と女子20位の河原。その他出場選手も含め、久々の海外試合での日本勢の健闘に期待したい。