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『2013ワールドスヌーカーチャンピオンシップ』

5月6日(月)、イギリス・シェフィールドのスヌーカーの聖地『クルーシブル・シアター』で行われていた『2013ワールドスヌーカーチャンピオンシップ』は、ロニー・オサリバンが連覇し、5度目の世界チャンピオンに輝いた。

息子とともにトロフィーを抱えるロニー・オサリバン

同選手は昨年の2012年のこの大会を最後に、1年間公式戦には出場していなかった。しかし、そのブランクを感じさせないプレーでベスト16では昨年のファイナルの相手、アリスター・カーターを敗り、ベスト8でもスチュワート・ビンガムを難なく下した。

そして、準決勝ではジャッド・トランプを17-11で下したオサリバンは、決勝では初のファイナルを戦うバリー・ホーキンスと激突。ホーキンスが決勝の舞台で8回のセンチュリーブレイク(100点を超える連続得点)を見せる高いパフォーマンスを披露したものの、オサリバンが18-12で戴冠を果たした。

ホーキンスは試合後「ロニーは世界最高のプレイヤーだ」と語った

オサリバンは「素晴らしいファイナルだった。試合の中で僕は彼に多くのプレッシャーをかけた、そうしなければいけないと思ったから。彼はあらゆる武器を使って僕に危機感を感じさせてきたんだ。僕が自分のチャンスを活かすことができていなければ、もっと苦しい状況になっていただろう」とホーキンスとのファイナルを振り返る。

敗れたホーキンスは「私は彼にできる限りの攻勢をかけたが、私が簡単なボールでミスを犯してしまうと、彼はそれを逃しませんでした。決勝では持てる力を最大限に出して戦いましたが、私の方がロニーよりいくつか多くミスを犯してしまいましたね。彼ほどのトップクラスの実力者の前では、ミスは許されないことなんです」と敗因を明かした。

また、今後のキャリアについてオサリバンは「状況は常に変化しているし、何が起こるかわからない。12月か1月あたりに、考えていることがあるよ」と意味深な発言をしている。