第70回全日本スリークッションビリヤード選手権大会
予選リーグ2日目。今日も数多くの熱戦が展開された
前日に引き続き『第70回全日本スリークッションビリヤード選手権大会』が、東京都板橋区の『成増ACTホール』で開催された。
今日はA~D組までのシード選手、前年選手権者竹島欧、昨年のMVP梅田竜二、新井達雄、前年準優勝の界敦康が登場し、結果はそれぞれであったが、さすがシード選手であり、プロ、というところを見せ付ける試合となった。
前年覇者の竹島欧は苦しみながらも初戦を勝利
本日、この会場で始めてテーブルに向う各選手は、選手たちが口を揃えてなかなか難しいというコンディションに悪戦苦闘しながらも、ランを重ねていく。
梅田竜二は江辺公昭戦でドロー発進。あすの試合に決勝進出をかける
その中でも、やはり1アベを下回らない梅田。
江辺公昭との試合はドロー決着となったが、要所要所の当てはさすがのものがあった。
昨年準優勝の界は黒星スタート。明日の試合は決勝進出に向けて大事な一戦となる
そして、界。残念ながら伊原英次に敗れはしたものの、全くコンディションが合わない序盤で大きく差をつけられた後の、後半の追い上げは見事というほかなかった。昨年の準優勝者相手に序盤まで一方的な試合展開をみせた伊原も全く硬さを見せずにしっかりとしたプレーを見せてくれた。ちなみに上記のトップシード選手はまた明日、予選リーグの最終回転に登場予定である。
今期好調の萩原孝昌はいち早く決勝進出
その後の試合では、徐々にリーグ戦の勝ち抜きが決まってくる流れとなった。ここの試合でもやはりプロが地力を見せ付ける。開幕戦の『
東京オープン』を制し波に乗る
萩原孝昌が順当に決勝トーナメント進出を決め、勝ち残りを賭けての試合だった、この回転では
小原満、
森陽一郎も、流れは厳しいものであったがしっかり次に駒を進めた。
森陽一郎も予選リーグ2勝で最初の関門を突破
いよいよ明日は予選最終と決勝トーナメントが始まる。明日の成増ACTホールは午前の予選、午後の決勝と、一味違った雰囲気に包まれるであろう。
また普段見ることができない、選手たちの「試合の中でのOFFの姿」が見られることも、観戦を進める理由に加えておきたい。大きな会場であるため、初めて観戦にくる方にもおすすめできる場所となっている。
ぜひ明日は予選と決勝の2度おいしいACTホールへ。
Kohei Ooki