Mezz Billiard Festival
会場となった『幕張メッセ』7ホール
先週末の13日と14日の2日間、日本屈指のコンベンションホール『幕張メッセ』が再びビリヤードで盛り上がることとなった。
『Mezz Billiard Festival』は、昨年11月に同会場で行われたビリヤード&ダーツのコラボレーションイベントの第2弾として、ダーツトーナメント『SPARK』と並行して、メッセ内の「ホール7」を会場に開催された。
4月13日(土)は、ダブルス戦『THE BUDDY』をメインとして、会場内の広大なスペース内に設置された14台のテーブルを使って様々なイベントが展開。
初日のメインイベントは、ハンデ制のダブルス戦『THE BUDDY』
朝早くから幕張に集合したJPBAプロとアマチュアから、兄弟、夫婦、友達ペアなど、ビリヤードを愛する54組は、まずは1ペア4試合を消化する『THE BUDDY』の予選リーグを戦った。
今回は会場のダーツスペースにもチャレンジマッチ用のテーブルが置かれた
その合間には、この日登場した、
西尾祐、
塙圭介、
有田秀彰、
西村被、
平林英里子の5名のJPBAプロへのチャレンジマッチ、ブレイクスピードガンコンテスト、また自由参加の1ゲーム先取バトル『サイドシュートアウト』などの多彩なサブイベントも行われ、参加者は思い思いにビリヤードを満喫した。
ダーツプレイヤー限定のサイドシュートアウトも開催された
そして、この日のクライマックスとなる決勝トーナメントでは、息の合ったプレーで勝ち上がってきた16組が熱いバトルを展開。決勝は今年2月に入籍したばかりという菊池州・麻美夫妻ペア(Beep)と、後藤竜児・村上勢(立川ハスラー)ペアの対戦となり、参加プロや双方の応援団も見守る中、まさに『THE BUDDY』なコンビネーションを見せた菊池ペアが優勝を果たした。
優勝の菊池夫妻ペア
準優勝の後藤(写真右)・村上ペア
翌14日の『店舗対抗BATTLE 5』には、第1回同様に各地の店舗からプロを含む大勢の参加者が集まり、賑わいを見せた。その数は大会参加者だけで150名。
2日目のこのイベントは各チーム5名による団体戦。ダブルス、トリオス、BATTLE5(5人全員参加)の3試合を戦う。それぞれに勝ったチームがその種目の人数と同じ数字のポイントを得られることなっており、3試合を終えてポイントが並んだ場合のみチームを代表する1名同士による大将戦で決着を付ける。
会場内には全方位から観戦可能なテレビテーブルも設置されライブ配信も行われた
チームの中で経験や実力に差がある場合など、参加者達がチームメイト同士で指示を出し、協力し合って戦う様は団体戦ならでは。難しいショットの成功や勝利の瞬間にはハイタッチで喜びを分かち合う。また、試合前と終了後には爽やかに握手が交わされていた。
初日から参加していた西尾・西村・塙・有田、平林ら5名のプロに加え、
高橋邦彦プロもチャレンジマッチに参加。世界チャンピオンという肩書きの重みからか、ビリヤードファンのみならず、ダーツプレイヤーも足を止めてそのプレーを見守っていた。
高橋邦彦、西村被、平林英里子、西尾祐、塙圭介からなる『ドリームチーム』
『店舗対抗BATTLE 5』の試合が進行し、決勝トーナメントに入ってからは、それと並行して予選敗退チームと西尾・西村・塙・高橋・平林プロからなる『ドリームチーム』とのエキシビションマッチが行われた。普段、プロと対戦する機会がないアマチュア選手達にとっては貴重な経験となった様子。
笑顔とハイタッチで好プレーを祝福
BATTLE 5の決勝は
曽根恭子プロも参加する埼玉の『セスパ東大宮いちぐん』チームと、東京の『ドリームショット(けいえいしゃぼしゅうしてます)』チームの対戦となり、3試合全てに勝利した「セスパ東大宮いちぐん」チームが優勝を果たした。
優勝した『セスパ東大宮(せすぱいちぐん)』チーム
準優勝『ドリームショット(けいえいしゃぼしゅうしてます)』チーム
『Mezz Billiard Festival』と銘打ち、2日間にわたりダーツと併せて盛大な規模で開催された同イベントは、期間中、プロデューサーとして大車輪の活躍を見せた
井上浩平プロによると、8月に『東京ビッグサイト』へ会場を移して継続開催の予定だという。
今大会を含む過去2回の経験を基に、この大きなイベントがさらにブラッシュアップされていくことは間違いないだろう(なお、4月14日のイベントダイジェスト映像は現在ビリヤードWeb TV『CBNT』にて無料配信中。
コチラからご覧になれます)。