移転後初のイベントも大盛況に
以前に告知を行っていたイベント『ビリヤード ~ワインと共に~』レポートが届いた。これは吉岡正登プロ(JPBA)が専属コーチを務める『POOL STUDIO』が企画したもので、移転前から開催されており、今回は移転後初のイベントとして行われたもの。
この日『POOL STUDIO』には24名が集った
4月13日(土)に男性13名、女性11名が土曜日の夕方、スタジオに集結。10代から50代まで幅広い層の参加者を迎えたことも、こうしたイベントの可能性を強く感じさせるところ。さらにスペシャルゲストとして新田明臣氏(キックボクシング元世界王者、K1などでも活躍)も参加するなど、より外向きのベクトルが働いていることを窺わせた。
イベントの内容は、まずスタジオ移転をシャンパンで乾杯。そして吉岡プロと盟友である北田哲也プロ(JPBA)と交互でトリックショットを披露。過去にも同スタジオでのイベントに登場して経験値を高めている北田プロは、この日も切れ味鋭いショットとトークが冴えわたり、歓声や笑い声に包まれて大盛り上がり。
吉岡、北田の両プロがトリックショットで会場を盛り上げた
もちろん参加者たちは『リーズナブルで美味しい』ワインも存分に堪能。ビリヤードの単独イベントではなく、こうした複合型のイベントの持つ力をしっかり発揮した格好。そして今回は2台のテーブルを使用してパーティーゲームを行い、参加者全員がキューを握り、2人のプロはアドバイザーに徹して、中には「生まれて初めてビリヤードをしました」という人にも喜んでもらえる結果となったということだ。
参加者はワインを片手にプロの妙技を堪能
「今後も定期的に、月に1度は開催していく予定です」と、盛況ぶりにホッとしながら笑顔で語った吉岡プロ。対象者はビリヤード愛好家ではなく、その一歩手前の人をメインにしているというが、こうしたイベントは既存のビリヤード場でも可能性を秘めているので、活性化のヒントを探したい関係者も参加してみてはいかがだろう?
もちろん参加者もキューを握ってゲームを楽しんだ
遠くない時期にCUE'Sでも『潜入レポート』を実現させる予定。奥が深くてハマれば抜け出せないほどの魅力を持つビリヤード。その入り口として、こうしたイベントが機能することは、現実的かつ有効なアプローチの手法でもあるのだから。
「テーブルを2台にしたことで、20人を超える参加者でも楽しんでもらえることができました」(吉岡プロ)これは日本中のビリヤード場がイベント会場として機能する可能性を示したとも言えるだろう。
吉岡正登プロ(右)と北田哲也プロ
バーボン・ウィスキーが主役だった大ヒット映画のハスラーシリーズ。その2作目で起こった巨大な波の、余波も消えたと寂しく感じていた今、大阪でワインとコラボを実現させるビリヤード・スタジオが登場した。このような流れが、ビリヤードの新時代が訪れるきっかけとなることを願って。
Akira TAKATA