今年で第5期目を迎えた『女流球聖戦』。ご存知の通り、この大会は男子の『球聖戦』と並んで、アマチュア界で誰もが認めるビッグタイトルのひとつとして定着した。公式戦が男子より少ない女子では殊更に。
昨年の球聖位決定戦の様子。会場は今年も大阪市の『マグスミノエ』となる
昨年の覇者(第4期女流球聖位)で挑戦を受けて立つのは佐原弘子(千葉)。つい先日もアメリカのビリヤード・エキスポにおいて開催されたトーナメントの女子アマチュア部門で優勝を果たし、先の『エキサイト9ボール』での優勝という華やかな実績を見ても、当代最強の女子アマ選手として注目を集める存在だ。
まず明日の13日(土)には、その挑戦権を懸けて、東日本代表の米田理沙(神奈川)と
西日本代表の栃下恭子(兵庫)が一戦を交える。いずれも厳しい予選を勝ち上がっただけでなく、過去に全国大会を制覇するなど、高い実力が評価される選手同士。
米田にいたっては、一昨年の女流球聖位であり、再度そのタイトル奪還に意欲を燃やしていることは間違いないだろう。また一方の栃下は開催地の大阪と隣県在住のため馴染みが深く、多くの応援団も加わってホームの空気の中で持ち前のガッツと集中力を発揮することが予想される。
そして明日の勝者が翌日曜日に佐原と7ゲーム先取、5セット先取りというロングフォーマットで戦い、今年の女流球聖位が決定する。決定戦の様子は主催のJAPA(日本アマチュアポケットビリヤード連盟)によってUSTREAM配信がされる予定なので、ぜひそちらもチェックしていただきたい。