関西オープン2013
春到来を告げる伝統のオープン戦が大阪で行われている。『関西オープン』と『関西レディースナインボールオープン』は今日、30日が予選で明日31日が決勝ラウンドだ。
女子会場のマグスミノエ
これが2013年の初戦となったレディースオープン。その予選は大阪市住之江区の『マグスミノエ』で開催された。プロ37名・アマ21名の計58名が参戦し、満開を迎えた敷地内の桜のように美しく可憐な戦いを繰り広げた。種目はナインボール。
マグスミノエ場内
注目は約1年の産休を経て、ここが復帰初戦となった
光岡純子。「球を撞いてない期間が半年ぐらいあったでしょうか。さっき一回試合をしましたが、信じられないほど緊張しました(笑)」。そう語った光岡だが、産休に入る前と変わらない凛とした佇まいで丁寧にプレーしていた。
産休からの復帰初戦となった光岡純子
午後からは昨年度覇者の
河原千尋が登場。こちらは気合も調整も十分と言ったところ。致命的なミスをすることなく1試合目を鮮やかに勝ち抜けた。女子の部は8名まで絞って明日の決勝ラウンドを迎える。
昨年度覇者の河原も始動した
一方、男子の関西オープンは178名(プロ89名・アマ89名)が参加し、『高井田ビリヤード』『玉出ビリヤード ACE』『アイオイステージ』『タツミビリヤード』の4つのビリヤード場に別れて予選を戦った。明日への切符は30枚。
タツミビリヤード場内
その中の平野区『タツミビリヤード』には、'99年覇者・
高橋邦彦、'07年覇者・
高野智央らが顔を揃え、午前中から丸一日をかけて熾烈なテンボールバトルを戦った。
決勝ラウンド行きを決めた「日本のエース」高橋邦彦
その高橋邦彦は終始安定したプレーでいち早く予選を通過したが、予選12組では長谷修次アマが
竹中寛、
銘苅朝樹、高野智央というプロ3名を連破して堂々の決勝ラウンド行きを決めるというアツい展開となった。
'07年覇者高野智央は最終戦で敗退した
また、タツミに所属する
斎藤慎太郎は難敵、R・ガレゴ(フィリピン)を仕留めて予選通過。ホームのお客さん達は健闘を讃える拍手を贈っていた。
明日、関西オープンはベスト32から、レディースオープンはベスト8から決勝トーナメントが行われる。関西オープンでは、昨年度覇者
アレックス・パグラヤン(フィリピン)とJPBA'12年ランキング1位の
大井直幸という、2人のトッププレイヤーが予選を免除されていたので、ここから顔を見せることになる。
決勝ラウンドの舞台は大阪市西成区の『玉出ビリヤード ACE』。観戦料は無料で、テレビやバイクなどが当たる豪華なギャラリー抽選もあるので、関西在住の方はぜひ会場でご観戦を。2013年最初のビッグゲーム、「大阪春の陣」をお見逃しなく。
T.KOBAYASHI(B.D.)