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2013.03.17 トーナメント

大井直幸が今期初勝利!

第63回全日本ポケットビリヤード選手権大会

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前日は3位タイ。そして今期初優勝の大井。


『第63回全日本ポケットビリヤード選手権大会』が先ほど閉幕し、大井直幸が3年ぶり2度目となる優勝を果たした。

今日は一日を通して、ドラマティックなゲームに湧き上がる大会だった。ツイッターで既報の通り、例年の240点先取から300点先取へと改めた今回。"サムライ"竹中寛が対水下広之戦で見事に300点ランを叩き出して逆転勝利をおさめるなど、ドラマを超えたドラマが随所で披露された。

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2日間の熱い戦いの舞台となった兵庫県姫路市の『クエッション』


その極みが決勝戦だった。相手の松田渉は、準決勝で復活の狼煙を上げたベテラン巧者の山本久司との激闘を制するなど、気力満点で充実した様子。

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公式戦初優勝を目指しファイナルに臨んだ松田


決勝でも松田の安定感は光り、いきなり1ラック目をマスワリで120-0と先行し、さらに2ラック目のブレイクで13点を加点。しかし大井に出番がまわると、テーブル上の流れは一気に大井へと向かい、終わってみれば、松田はスタートダッシュで得た133点で終了となった。

昨日の西日本GPでは川端聡と揃って準決勝で敗れて、2人の連勝記録はストップしたが、結局、翌日に再びタイトルを奪還する強さには、ただただ脱帽だ。

これで大井は2013シーズンの公式戦3戦を終えてベスト16、3位、1位という戦績。すでに開幕ダッシュで2年連続ランキング1位に向けて好発進。と書いても決して大げさではないだろう。

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左から、300点ランを見せた竹中、3位タイ・北谷好宏、優勝・大井、準優勝・松田、3位タイ・山本

しかし昨日、初優勝を遂げた柴田裕介や今日の松田の奮闘など、新旧のメンバーが入り乱れての混戦時代の様を呈しており、大井を軸によりハイレベルな国内シーズンとなることが予想される。ジャパンオープン、そして全日本選手権の日本勢タイトル奪還にも、きっと希望の光が差し込み始めている。

Akira TAKATA