AMWAY CUP
3月11日(月)に台湾で開幕した世界プール連盟(WPA)のランキング対象試合にも指定されている『Amway Open』。3日間に及ぶステージ1は、2日目までが終了した。
河原千尋、ステージ2目前に迫ったが......
ステージ1のシステムは11日と12(火)は、1日で2つのトーナメントが同時進行で開催され(1人あたり1トーナメントにしか参加できない)、計4つのトーナメントの優勝者がステージ2進出を決める。3日目の最終日は、そこまでに勝ち抜けた4名を除いたステージ1参加者が4つのトーナメントに分かれて競い合い、それぞれの優勝者4名が次のステージへと進む。
ただしステージ1とは言え、開催国であるプール強国・台湾だけでなく、元世界チャンピオンクラスの名だたる有名プレイヤーが各地から参加するため、予選に位置付けられるステージ1でも激戦は必至。日本からはステージ1に10名の選手達が参加しているが、ベスト8までで全員が敗退。初日にステージ2進出者は現れなかった。
だが2日目は、初日に日本勢の中で最後まで勝ち残っていた河原千尋がベスト4へ進出。ファイナルを懸けて韓国のパク・ユンジと対戦し7-4でこれに勝利。日本勢初のステージ2進出者となるべく決勝へ駒を進める。
河原と決勝で対戦した17歳の呉芷婷
決勝は2012年の『全日本選手権』に出場していた17歳の呉芷婷との対決に。この呉は全日本選手権の敗者最終で河原と対戦し、7-2で勝利している。河原にとってはベスト16への道を断たれた因縁の相手だ。
試合は序盤は互いに加点していき3-3まで進むが、そこから呉が3ゲームを連取。その後河原が1ゲームを返したが反撃はそこまで。またしても大事な場面で呉に敗れてしまった河原は、ステージ2の切符を目前で掴むことができなかった。
だが、日本勢としては初日がトーナメントの早い段階で全選手敗退となっていただけに、河原の勝ち上がりは最終日に向けて良い兆しとなったはず。河原にとっては肉体・精神的にも疲労はあるかもしれないが、最終日に2日目の悔しさを爆発させてほしい。