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過去のニュース(2013年)

2013.03.04 トーナメント

東は井上浩平の公式戦初優勝で幕!

グランプリイースト第1戦

3月3日(日)、千葉県船橋市の『デキシークラブ船橋店』にて、2013年初のJPBA公式戦本戦『グランプリイースト第1戦』が開催され、決勝でヒルヒルの末に羅立文に勝利した井上浩平が、自身初の公式戦優勝を果たした。

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井上浩平、悲願達成!!


ベスト16にはJPBAのプロ13名に混ざって、酒井将義選手、大島久幸選手、酒井大輔選手ら3名のアマチュアも決勝日に参加。予選で赤狩山幸男に勝利して勝ち上がって来た酒井大輔選手は、井上を相手に先にリーチをかけるなど、揃ってプロを相手に好勝負を演じたが、ベスト8を前に敗れ去った。

ベスト8では嶋野聖大が昨年の東グランプリ2勝、過去には2年連続MVP受賞の実績を誇る土方隼斗との若手プロ対決を逆点で制し、ベスト4へ。昨年から何度も対戦が続く「ダービー」羅vs塙圭介は、13年1回目を羅が勝利した。井上は会場となった「デキシークラブ」との抜群の相性を誇る鈴木清司(過去2度の優勝は同会場)を退け準決勝へ勝ち名乗りを上げる。

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嶋野が若手対決に勝利


超高等セーフティの応酬となった高橋邦彦vs栗林達は、ギャラリーを大いに魅了。繰り出されるスーパープレーに両者が「苦笑い」の表情を見せ、そのやり取りを楽しんでいるかのような空気さえ漂わせる。実力伯仲の熱戦は、高橋の追い上げを栗林が凌ぎ8-6で決着した。

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栗林、国内トッププロの実力を魅せ付けた


準決勝、井上同様に公式戦初優勝が懸かった嶋野は、ベスト16・8での逆点勝利と同じく6-2から羅にも食い下がり、1ゲーム差まで詰め寄るものの、3度目の逆転劇は起こらず。グランプリの勝ち方を熟知した羅が追い上げを振り切り8-5とし、年またぎの連続優勝へ王手を懸けた。

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連覇に届かず、しかし羅は今年もGPの中心人物の1人となるだろう


井上vs栗林は互いにテーブルのコンディションに苦戦し、理想の展開に持ち込むことができない。しかし、次第にテーブルの理解度が両者の間にわずかな明暗となって現れ始める。やがて、井上が栗林との差を広げて行き8-2でファイナルへの切符を掴んだ。

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9年目にして掴んだ栄冠だった


決勝は初のファイナル進出でもあった井上が2点を先行するが、羅もすぐに2ゲームを返し互角の展開。両者、ブレイク後の形が難しくなり、ほとんどのゲームでセーフティ戦が演じられる。一時は6-4で羅がリードしたが、井上がそこから3ゲーム連取で一気に逆点でリーチ。しかし、次の井上のブレイクがノーインに終わると、羅が崖っぷちの状態ながらも繊細なタッチで10球を取り切り遂にヒルヒルに。

だが最終ゲーム、羅が3番ボールを決められずターンは井上へ。すると3番ボールから順に沈めて行き9番も無事成功、10番へ完璧なポジショニングとなり井上は「さすがにこのボールは外さないよ(笑)」とギャラリーに一声。そして構えに入り、最後の仕事を終えて観衆から大喝采を浴びた。