日本ランキング上位2名の実力
1月13日(日)、セスパ上尾店と東大宮店を併用して開催された『第9回アダムセスパカップ2013』は、JPBAの大井直幸が優勝を飾った。決勝では羅立文(ロウ・リーウェン/JPBA)をヒルヒルの末に7-6で下しての戴冠だった。
大井が12年ランキング1位の実力を示し優勝
この大会はプロの公式戦ではないものの、毎年多くのプロと強豪アマチュア選手が参戦することで知られるトーナメント。男子プロ22名、女子プロ6名、A級94名、B28名、L級13名、決勝シード5名の総勢167選手達によって争われた。
決勝まで登り詰めた両雄の対決は、同じく公式戦ではないものの、昨年12月に行われた『第10回兵庫オープン』でも今回同様に決勝で実現(勝者は大井)している。
両名は2012年シーズンの東西ランキングでそれぞれ1位を獲得し、全国ランキングでも順に1位(大井)と2位(羅)に名を連ねた国内屈指の実力者。決勝はヒルヒルまで持ち込まれ、大井が苦しみながらも相手を交わして決着するデッドヒートで決着した。
大井が12年ランキングの実力を示し優勝
昨年と違わぬ勢いで国内外のプロや強豪アマを下してファイナルへ駒を進めた両者は、2013年シーズンの開幕からスタートダッシュを決める準備が整っているようだ。まだ公式戦が始まった訳ではないのでメンタル・フィジカル共に100%の状態にはないだろう。その上で強敵をなぎ倒してくる大井と羅の強さには驚かされる。2012年のランキングは、本当に実力を正しく示していたことが証明されたと言っていい。
これから本格的に新シーズンが開幕していくが、この2人は今年も出場する多くの大会で中心的な存在となり、ほかの出場選手にとっては倒さなければならない相手となるはずだ。
現在、約2ヶ月の間に2度決勝で相見えた両者が「公式戦で激突する姿を見てみたい」。
13年の試合を観戦する上で、ビリヤードファンにとっては1つのモチベーションになることだろう。