アジアインドア・マーシャルアーツゲームズ日本代表決定戦 in 東京
会場は東京『ビリヤード・ロサ』
前記事でお伝えした通り、ポケットビリヤードの日本代表の座をかけた選考会が、昨日(1月12日)、東京『ビリヤード・ロサ』で行われた(※フォーマットなどは前記事を参照下さい)。
結果からお伝えすると、女子の部で河原千尋と夕川景子が、男子の部で水下広之が日本代表に決まった。男子のもう一つの椅子は、本日(13日)決定する。
この4名が挑むのは『アジアインドア・マーシャルアーツゲームズ2013』(韓国・仁川。6月28日~)。これはアジアオリンピック評議会(OCA)が主催する国際競技大会である。
過去この大会では、河原千尋が'07年(マカオ)と'09年(ベトナム)に、それぞれ銅メダルと銀メダルを獲得している。その河原はまさに今回の選考会でも随一の安定感を見せ、最後は木村真紀を倒してダブル・イリミネーションの勝者側から勝ち抜けた。
3大会連続出場を決めた「日本のエース」河原千尋
「プレッシャーはありましたが、代表に決まってホッとしています。インドアゲームズに三度目の挑戦ができるのは嬉しいですね。今まで銅メダルと銀メダルを獲っているので、今回こそは金が欲しいです」(河原)
勝者最終試合のスコアカード。河原vs木村
続いて男子の部で水下広之が、勝者最終ラウンドで栗林達に逆転勝ちを収めて、ガッツポーズとともに代表の座を手にした。
水下広之は久々の国際マッチ出場を決めた
「今日に向けていい調整ができていたので勝てて嬉しいです。インドアゲームズのような国際総合競技大会に出るのは初めてですが、自分自身久しぶりの海外試合なので楽しみです」(水下)
そして、女子の部は敗者側の試合も全て行い、最終試合で夕川景子と木村が対決した。この試合は序盤から夕川がリードを保ち、そのまま7-3でフィニッシュ。夜12時近くまで催されたサバイバルトーナメントを、夕川は持ち前のメンタルタフネスで乗り切った。
夕川景子は敗者ゾーンを5回勝ち抜いて権利獲得
「'10年のアジア大会代表選考会では最後の最後で負けたんです。なので、本当に日本代表になれて嬉しいです。本番でも納得いくプレーができるように準備したいと思います」(夕川)
なお、残る「男子1名」の枠は、本日(13日)に決定する。まず、浦岡隆志と田中雅明が戦い、その勝者と栗林の争いとなる。最終結果は次稿をお待ち頂きたい。
〈T.KOBAYASHI(B.D.)〉