DRAKAN ZAC CUP/第17回 オールサークル・ペアマッチ
会場『BAGUS新宿店』には114名のプレイヤーが集結
12月9日(日)、東京都新宿区『BAGUS新宿店』で『DRAKAN ZAC CUP/第17回 オールサークル・ペアマッチ』が開催された。同日の9時半からスタートした大会には、サークルもクラスもそれぞれ異なる57ペア114名のプレイヤーが参加し、各々の楽しみ方を満喫しつつも、清々しい勝負が各テーブルで演じられていた。参加者同士でのコミュニケーションも活発で、ビリヤードの娯楽性が存分に発揮されたと言っていい。
女性プレイヤーも数多く参加していた
また、ベストドレッサー賞が設けられていたため、目を引く衣装をまとった選手の周りでは、参加者達が記念写真を撮る姿も会場のいたるところで見受けられた。ベストドレッサー賞という名前は付いていたものの、実際のところは「コスプレイベント」的な要素が強く、有名キャラクターの着ぐるみを着たり、季節も相まってクリスマス系の衣装を着たり、ナースがいたりと、注目度優先のコーディネートが中心。しかし、見た目の"ウケ狙い"に反して、プレー時には真剣な表情を覗かせる。
梶谷プロの名前がアナウンスされると、会場に大きな拍手が巻き起こった
JPBAプロの梶谷景美が登場したチャレンジマッチには、近年稀に見るほどの応募者が殺到。参加プレイヤーの内の7割に近い71名もの対戦希望があったという。主催者によると「奥村さん(健プロ/JPBF)の時も、もしかしたらここまでではなかったかもしれませんね」と、その状況に驚きをあらわにする。
ビリヤード用品の展示即売会のためにブースに立つ西尾祐、川本比呂志の両プロ。西尾プロの手には大会名の『DRAKAN CUE』が!!
スピードガンコンテストやジャンプコンテストも平行して行われ、参加者に退屈な時間を与えない気配りが、イベントの充実度を増す。そして、極め付けが恒例のじゃんけん大会。参加プレイヤーだけでなく、運営、その日「BAGUS新宿店」を訪れていた客までも受け入れ、それぞれ勝者に景品が送られた。
白熱のじゃんけん大会
ここまでで大会のスタートからおよそ6時間。この後、ベスト4に残るチームの発表となり、勝ち上がりを果たせずその時点で帰路に付く者、残って最後まで応援、観戦して帰る者と分かれる。やがて、大会は残す2試合を無事に消化し、17回大会は終了となった。
大会の雰囲気をよく表した1枚(?)かもしれない
大会が終わって見ると、優勝、準優勝、一日を通して好プレーが続いたプレイヤー、運がなかったと嘆くプレイヤー、ベストドレッサーになったプレイヤー、なれなかったプレイヤー、景品を手にしたプレイヤー、スピードガンコンテスト優勝プレイヤーなど、参加者が得られたものは名実ともにさまざまだった。ただ、会場を後にするプレイヤーの表情は相通ずる類のものだったと思われる。
なお、明日の次項にて同大会の風景、人物などを写真と共にお伝えするのでご期待あれ。