ビリヤードウェブキューズは『CUE'S』誌が運営する総合情報サイトです

アダムジャパン杯・第23回全日本プロ3C選手権大会

本日（15日）、東京『ビリヤード 小林』にて、『プロ選手権』の幕が切って落とされた。会期は明日まで。

「アダムカップ」とも呼ばれる本大会は、JPBFの「プロ」だけが出場を許された試合であり、なおかつ予選が厳しい。なんと枠は6つしかない。今日と明日の本戦では、そこにシード権を持つ3名が加わるのだが、それでも出場者はわずか9名である。

■大会出場選手
梅田竜二（シード：昨年度優勝者）
小野寺健容（シード：今年度ランキングより）
新井達雄（シード：今年度ランキングより）
島田暁夫（選抜予選より。以下同）
界敦康
竹島欧
米山聡
田中正行
水内誠二

しかし、人数が少ないからといって侮ってはいけない。40点ゲームの総当りリーグ戦で進行する本大会は、言い訳無用の完全実力勝負。タイトルを手にすることが許されるのは、現時点で日本で最も強い者だと言って良いだろう。

だからこそ、と言うべきか、本大会では梅田竜二が昨年度大会まで三連覇を果たしている。さすがは日本No.1プレイヤーにして2007年世界チャンピオンだ。また、今年、梅田は大会前にすでに「スリークッション年間ランキングMVP」を決めているので、目の前の試合だけに集中できる状況だ。梅田、四連覇に向けて視界良好と言えるだろう。


しかし、ストップ・ザ・梅田を誓う他の8名も多士済々。本誌としては、竹島欧、界敦康という今年の『全日本選手権』ファイナリストと、今年念願の初優勝を飾った小野寺健容に注目したい。年間ランキングも梅田を除く2位以下は混戦の状況であるため、一つとして気の抜ける戦いはなく、最後までリーグ戦の醍醐味が味わえるだろう。

本大会に備えてテーブルのメンテナンスが着々と進められていた『小林』。観戦料は各日2000円で、2日通し券が3000円。総当りリーグ戦というストロングスタイルの最終決戦をぜひ会場でご観戦頂きたい。
〈T.KOBAYASHI（B.D.）〉