Mosconi Cup 2日目
会場の『ヨークホール』
12月11日(火/現地時間)、全米vs全欧の代表選手による対抗戦として毎年開催されている『モスコーニカップ』の2日目がロンドンで行われた。
初日を終えた時点での両チームの対戦成績はアメリカの3勝2敗で1ゲーム先行という状況だったが、2日目は欧州が3勝2敗と巻き返してトータルスコアが5-5のイーブンで終了となった。
この日はアメリカのジョニー・アーチャー、マイク・デシャインのペアが初戦のダブルスで、ダレン・アプルトン、クリス・メリング(共に英国)のペアを下してスタート。しかし、続くシングルでニック・エコノモプーロス(ギリシャ)がシェーン・バン・ボーニングを5-3で退けると、ニールス・フェイエン、ニック・バンデン・バーグのオランダペアがクリス・ハッチ、ブランドン・シャッフのペアを制し、欧州が連勝。
ダイナミック・オランダデュオ、フェイエン&バン・デン・バーグ
さらに、続く4試合目もメリングがハッチにシングルで勝利し、2日間のトータルスコアでも逆転に成功。だが、同日最後のダブルスでボーニングとアーチャーがアプルトン、フェイエンのペアにヒルヒルの末に辛勝し、互角の5-5へと持ち込んだ。
喜びを爆発させるアーチャー&ボーニング
シングルでボーニングに勝利したエコノモプーロスは「ボーニングは偉大な選手だから、とても難しい試合だった。だから僕はリラックスするように努め、実際にそうできていたと思う。2日間で僕たちは3試合を4-5で落としていたけど、アンラッキーだっただけだと信じていた。観客が味方してくれているし、これで良い流れになったと思う」と語る(その後、同日の最終戦も4-5で落とす)。
ボーニングに勝利したエコノモプーロス
大会3日目の12日(水/現地時間)にはシングル3試合、ダブルス2試合が予定されている。両チームの好ゲームによりトータルスコアが振り出しに戻った同大会。果たして、3日目で優位に立つのはいずれのチームになるのか。